英語「more than anything」の意味と使い方は?
レジャーや休日に関する、日常生活でよく使う英語表現例をご紹介します。
What do you like to do in your free time?
(暇な時、何をする?)
趣味について質問する時、What are your hobbies?と言う人が多いですが、英語では上記の表現のほうが自然に聞こえます。なお英語のhobbyは単なる気晴らし(pastime)というよりゴルフや楽器演奏、トレカ収集など労力を要することを指します。
I love to read. It helps me relax.
(読書が大好きです。リラックスするのに役立ちます。)
I love to read books.と言うよりI love to read.のほうが自然です。booksのニュアンスはI love to readという表現にすでに入っているので(雑誌や新聞をという意味でないと聞き手はわかっているから)booksとわざわざ言う必要はありません。
I really like to spend time outdoors.
(屋外で過ごすのが大好きです。)
outdoorsの反対は、indoors。I hated being stuck indoors during COVID.(コロナの期間中、屋内に閉じ込められるのが嫌だった)。outdoorsが好きな人は、きっとコロナ期間は辛かったでしょう。
More than anything, I just like hanging out with my kids.
(何よりも我が子と遊ぶのが大好き。)
hang outは「遊ぶ」「ぶらぶらする」「時間を過ごす」という意味。more than anythingは「何より」という意味で、何かを強調したい時に使うフレーズです。
I run marathons regularly.
(定期的にマラソンを走っています。)
英語のmarathonは42.195kmのフットレースだ(full marathonとも言う)。日本語の「マラソン」は、距離に関係なく、長距離走全般に使います。学校の「マラソン大会」が良い例です。こういう使い方から日本語の「マラソン」は和製英語と言えます。
(アン・クレシーニ著 / コスモピア編集部 編 『ネイティブが教えるアメリカ英語フレーズ1000』 より )
覚えておきたいワード&フレーズ
- free time:暇な時間、自由な時間
- I love to read:読書が大好き
- outdoors:屋外で、野外で
- more than anything:何よりも
- hang out:遊ぶ、ぶらぶらする、時間を過ごす
- marathon:42.195kmのフットレース

英語「all the more」の意味って?
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書籍紹介
書籍『ネイティブが教えるアメリカ英語フレーズ1000』 では、アメリカ・バージニア州で生まれ、日本で言葉の研究を長年続けているアン先生が、若者言葉やスラングも含めて、イキのいい表現をたくさん教えてくれます。映画やTVドラマを見ていて耳に入ってくる表現がグンと増えること間違いなし。社会的・文化的背景なども丁寧に説明しており、今のアメリカのあれこれを理解するのにも役立ちます。
「家」「交通機関」「カフェ」「レストラン」「ショッピング」「学校生活」「美容と健康」「レジャー」「パーティー」「旅行」の10シーンを設定し、各シーンごとの定番表現20、つぶやき表現36、会話表現10、5往復程度のダイアローグ1本、そして学んだことを復習するセルフチェックの5つのコーナーで構成しています。
定番表現は、日々の生活の中で繰り返し使う言い回し、つぶやき表現はひとりごと英語の練習やSNSでさっと使えるフレーズを含んだ文、会話表現はテーマに沿った一問一答形式。各表現には詳しい意味や使い方の注意点をまとめたミニ解説がついています。「マイカー」「コインランドリー」など、つい使ってしまいがちな和製英語の解説も。
英語を学ぶ方にはもちろん、アメリカについて理解を深めたい方にもおすすめの一冊です。
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著者プロフィール
アン・クレシーニ
北九州市立大学准教授。専門は外来語と異文化コミュニケーション。米バージニア州出身。福岡県宗像市応援大使、日本在住歴25年
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