「朝活手帳」の著者 池田千恵さんの連載「忙しくても誰でもできる!自分時間のつくり方」では、忙しい中でも朝時間を活用して自分時間を作り出してきた池田さんが、自分とつながる「ほっとした時間」「大好きな時間」「心から好きと思える時間」を作ることで、自分が心地よくいられるセンサーを研ぎ澄ます方法を毎月届けてくれます♪
第5回:ギリギリ星人は卒業!時間を「見える化」してみよう(後編)
おはようございます!朝活手帳作者、攻めの朝活コミュニティ「朝キャリ」主宰の池田千恵です。
この連載では、ほっとした時間や大好きな時間、心地よい時間をもっと増やしたい!と思いながらも
「忙しくて自分の時間がなかなかとれない」
「毎日バタバタしてぐったりしてしまう」
「突然できた自由時間を持て余してしまう」
…といったように、時間の使い方に悩む方に向けて、忙しくてもできる自分の時間の作り方、使い方を紹介します。
前回の記事では、気づいたらあっという間になくなる時間を大切にするために、いったん本当に使える時間を正確に見積もるクセをつけようという提案をしました。
後編の今回は、実際にどうやって時間を見積もって「見える化」するか?その方法を解説します。
前回のおさらい
前回の記事では、24時間の中で実際に自分が自由に使える時間を、24時間の円グラフで「見える化」して説明しました。
1日=24時間で捉えると、24時間まるまる使って、工夫次第で時間を作れるような気がしますよね。
が、実際は24時間から睡眠時間をひいて、仕事時間をひいて、家事時間をひいた残りの時間が、本当に自由になる時間です。
つまり上の右側の図のように、自由時間はだいたい4時間ぐらいしかありません。
このように「見える化」すると、限りある時間をどうやって大切にするかについて意識が高まります。そして「そもそも4時間しかない自由時間を、どう大事に使うか?」に目を向けられるようになるので、「本当はたっぷり時間があったのに無駄にしてしまった」と自分にガッカリすることも減りますよ。
1週間のうち2日は「余白時間」を作る!
いったん本当に使える時間を正確に見積もるクセをつけたうえで、何か予定通りに行かなかったときのためのバックアップとして、「余白」もしっかりスケジュールに入れれば安心です。
きちんと計画を立てたとしても、突発事項があったり突然の体調不良などで予定通りいかないこともありますよね。
その時に気を落とさないために、計画を立てる際に、次の3つを意識して「余白」を作ってみてください。
- 1週間単位で
- 数字で見えて
- ちょっと頑張れば5日でクリアできる(つまり2日はサボってもOK、という余白を作る)
例えば、1ヶ月間後の試験のために毎日きっちりと、「毎日1日10ページの問題集を解く」といったように計画をたててしまうと、たった1日でもできなかったら全ての計画が狂ってしまうため、やる気がなくなります。
なので、例えば平日を10ページ勉強する日にして、土日は予定通り行かなかったときのリカバーデーとして取っておく、と考えると気が楽になりますし、急な変更にも対処しやすくなるはずです。
仕事も見える化!タスク分解で実働時間を見積もる方法
「今、どのくらい自分には残された時間があるか」を正確に把握するために、例えば私は、次のようなシートに実際の作業見積もりを書くようにしています。
例えば、「プレゼン資料を作る」という仕事なら、上記のように細かいタスクまで分解します。
「資料を作り出す」だけをイメージしていると「60分くらいでできそうだから余裕」と思ってダラダラしてしまって、後で焦ることになります。
実際に必要な工数を割り出すと、ゼッタイに1日では間に合わない!と分かるのでダラダラ後回しにすることも減りますし、だいたい何を、いつまでにすればいいかがざっくり見通せるため、いつまでに終わるか分からない不安から、いつまでもドキドキ焦る必要もなくなります。
ここまで分解すれば、だいたいどのくらいの時間がかかるかの見積もりがしやすくなり、見積もり時間と実働時間のギャップが少なくなります。
いつまでに終わらせる!の見積もりがぴったり合ったときの達成も、格別ですよ!
以上、「余白時間のつくり方」と「時間の見積もり方」をお知らせしました。今回お伝えした方法で、「いつの間に時間が溶けた…」からサヨナラしましょう!
☆本連載は毎月1日・2日の公開です。
☆前編「いつもギリギリ…をスッキリ解決!時間を「見える化」しよう」 >> https://asajikan.jp/article/236945