自分らしく心地よい朝時間を楽しんでいる方にお話をきく、朝美人インタビュー。今回は文筆家、ポルトガル料理研究家の馬田草織さんです。
7月に新刊『ホルモン大航海時代』(TAC出版)と『塾前じゃないごはん』(オレンジページ社)を出版された馬田さん。忙しい朝でもハッピーに過ごすための秘訣や、毎朝作られている娘さんのお弁当作りのための工夫をお聞きしました。
馬田草織さん(文筆家、ポルトガル料理研究家)
食や旅を軸に雑誌や書籍、WEBなどで執筆。ワインを楽しみ料理を味わう教室「ポルトガル食堂」を主宰。著書に『ようこそポルトガル食堂へ』(幻冬舎文庫)、『ポルトガルのごはんとおつまみ』(大和書房)、『ムイト・ボン! ポルトガルを食べる旅』(産業編集センター)。最新刊『ホルモン大航海時代』(TAC出版)『塾前じゃないごはん』(オレンジページ社)
Instagram:@badasaori
まずは馬田さまの普段の朝時間の使い方について教えてください。
【平日】
起きてすぐ、娘のお弁当を作ります。並行して朝ごはんも用意。娘を学校に送り出したら、大抵はキッチンで立ったまま朝ごはんを頬張ります。
その後キッチンを片付けてコーヒーを淹れ、ひと息入れながら新聞をざっと眺め、インスタを眺め、朝のうちに洗濯などをしてから仕事場へ。あるいは家で仕事する場合は、そのまま9時ごろから仕事を始めます。
【休日】
予定がなければゆっくり起床。軽くヨガかストレッチなどをして体を動かします。お腹が空いていれば、ホットサンドやパンケーキなど、時間をかけてしっかり朝ごはんを作ってゆっくり食べます。
Instagramに投稿されているお弁当がどれも美味しそうです。タコライスや水餃子、混ぜ寿司など、バリエーション豊富なお弁当に、毎回娘さんはお弁当を開けるのが楽しみだろうなぁと拝見しました。
お弁当作りにどのくらいの時間をかけていらっしゃいますか?また、お弁当作りで心がけているマイルールや、工夫されているこがあれば教えてください。
6時20分に炊飯器のご飯が炊けた音で目覚め、洗顔などして6時半頃からお弁当を作り、7時までに詰め終える感じです。
毎日のメニュー決めは大変なので、あらかじめなんとなくルールを作っておくとラク。
月曜はから揚げ、週のどこかで1回魚系、週に2回はオムライスやタコライス、チャーハンなどごはんものを主役に、週1回はスープジャーの日などとゆるく決めています。
野菜は季節のものをあらかじめ塩茹でして冷蔵ストックし、詰める前に海苔や胡麻などで和える。から揚げなども肉に下味をつけて冷凍し、朝は揚げるだけに。手作りおかずの他に、揚げ物や練り物など詰めるだけでいい小さなおかずも買っておくと重宝します。
欠かせない朝の習慣があれば教えてください。
ほぼ毎日の習慣は、コーヒーを淹れて飲むこと。フレンチプレスに粉を入れ、お湯を注ぎ、蒸らして抽出してカップに注ぐ。この一連の動作を行うことで、仕事前のスイッチを入れます。
気が向いたらストレッチやヨガなども。15分程度動くだけで体も頭もほぐれて活動的になるように感じます。
朝時間をハッピーに過ごすために心がけていることや、工夫していることを教えてください。
起きてすぐ、好きなラジオ局の番組をつけて仕事を始めるまで聞く。あるいは、好きな音楽をかけてテンションを上げています。
そして、娘との朝の挨拶はなるべく元気に。行ってらっしゃいの声かけも元気に。自分から明るい声を出すことで、家の中の空気を明るくしています。
時間がある日は、YouTubeで好きなインストラクターのヨガレッスンを15分程度行います。
新刊『ホルモン大航海時代 ポルトガルと日本で見つけた自分のための鱈腹レシピ23』では、馬田さんが向き合ってこられた、仕事、結婚、子育て、親子関係…様々なテーマと共に、寄り添うおいしそうなレシピが紹介されています。
馴染みのないポルトガル料理を想像すると難しそう…?と思いましたが、身近な食材で作れるものばかりで意外でした!
様々な料理に触れていらした馬田さまのおすすめの朝ごはんメニューがあれば教えていただけますか。
平日お弁当のある日は、炊き立てごはんでおにぎりとお漬けもの、暑くて食欲がないときはグラノーラに牛乳、あるいはチーズトーストなど。
週末ゆっくり起きた朝は、野菜たっぷりのフライパンホットサンドや、パンケーキを焼いてフルーツと一緒に食べたり。
秋冬などは、鍋を作ったら翌日の朝用にスープを残しておくので、それを使って温かいうどんやそば、雑炊にすることも多いです。二日酔いの朝は、梅酢を効かせた梅粥もいいですよ。
朝に使うものでお気に入りのアイテムを教えていただけますか。
コーヒーを淹れるフレンチプレスと、ジュリークのエッセンシャルオイル「ウェイクアップ」の香り。エッセンシャルオイルは、シトラスグリーンのフレッシュで、すがすがしい香りです。
馬田さんのある一日の過ごし方