「朝活手帳」の著者 池田千恵さんの連載「朝ノートで作る!マイストーリーの育て方」では、朝時間を活用して人生を変えた池田さんに朝時間×ノートの使い方、考え方をご紹介いただきます。ノートを用意して、一緒に朝ノート習慣をはじめませんか?
第15回:手帳にまつわるプチストレスを解消しよう(後編)
おはようございます!朝イチ業務改革コンサルタントの池田千恵です。
この連載では、朝時間でノートに自分の過去(自分が紡いできた物語)や未来(これから紡ぐ物語)を描くことで、小さいころからの夢やワクワク、興味の向かう先を思いだし、未来の夢につながる「道しるべ」を見つける方法を紹介します。
前編「もう迷わない!手帳の『マンスリー』or『ウィークリー』使い分けのコツ」では、みんなが悩むマンスリーページ・ウィークリーページの使い分けのコツについて解説しました。
後編では、アナログ手帳ならではの「消せない」悩みの解決法について紹介します。
書き間違いや予定変更でテンションダウン…どうする?
デジタル全盛の今の時代、あえてアナログ手帳を使っている人(私もそうです!)は、アナログ手帳のこんなところに魅力を感じているのではないでしょうか。
紙ならでは!アナログ手帳の魅力
- 集中力が途切れない!→デジタルの場合は、SNSの通知やメールなど途中の誘惑が多い!
- 書いた痕跡を残したい!→筆跡を振り返ることで感情を振り返ることができ「あのとき忙しかったなあ」といった感情を思い出せる
しかしアナログ手帳にも不便なことはあります。それは、予定変更や書き間違いで手帳が汚れてしまうこと。
せっかくときめく手帳にデコレーションしたとしても、間違えるととたんにテンションが下がりますよね…。
もちろん今は「消せるボールペン」も多く出回っています。多くの場合はこの消せるペンで対処できますが、消せるペンは基本的に摩擦熱を使っているので、消すつもりがないのについうっかり消してしまうことも。
間違えて温かいコーヒーが入ったカップの下に手帳をおいたら字が消えてしまうことがありますし、消すつもりがなかったページ裏の予定が摩擦熱で消えてしまうこともあります。
また、アナログ手帳は、相手との予定調整で「仮予約」を入れたいときも不便。仮押さえをしておいて、あとで予定を別の日程に変更したい….そんなとき手帳に仮の予定を直接記入するのは気がひけますし、かといって「ふせん」だと剥がれてしまう可能性もあり、不安ですよね。
アナログ手帳をデジタル風にできる救世主!「はがせるシール」
そんな不便さを解消すべく私が使っている救世主アイテムが、文字を記入できる「はがせるシール」です。
デジタル手帳のように仮予定をペタペタと貼っておけば、決まってから剥がすこともできますし、予定のリスケも簡単です。
私が実際に使っているのは「ニチバン マイタックラベル リムカ ML-R6 8mm×20mm」という商品です。
マイタックラベルは「リムカ」とそうでないものがありますが、「リムカ」なら貼って剥がせます。購入する時に気をつけてくださいね。
また、同じように貼ってはがせるタイプのシールは、100円ショップなどでも見つかりますよ。
「自分との約束」は消さないのが◎
前編「もう迷わない!手帳の『マンスリー』or『ウィークリー』使い分けのコツ」では、次のように手帳のスペースを使い分けることを提案しました。
マンスリーページには「相手がいる予定」を書く=最終的なゴール
ウィークリーページには「自分との約束」を書く=ゴールに至るまでのプロセス
さきほど紹介した「マイタックラベル リムカ」を使えば、相手がいる予定を変更したり、消したりすることはできますが、自分との約束を書くウィークリーページにはあまり活用できません。
でも、それでOK!というのは、「自分との約束」=ゴールに至るまでのプロセスは、仮に失敗であっても成功しても消さないほうが良いからです。
失敗をなかったことにして消してしまえば、次に同じことがあったときに対処できませんし、成功した記録も消えてしまえば、同じ勝ちパターンにのることができませんよね。
書き間違いだって、いままで頑張ってきた自分の軌跡。まるっと受け入れていき、振り返ったときに「ああ、私、いろいろ試行錯誤してたんだなあ」と思い残せるように、しっかり残していきましょう!
☆本連載は毎月1日・2日の公開です。
☆前編 「もう迷わない!手帳の「マンスリー」or「ウィークリー」使い分けのコツ」>> https://asajikan.jp/article/197012