これでやり残しゼロ!「朝ノート」で優先順位を決める方法

 

「朝活手帳」の著者 池田千恵さんの連載「朝ノートで作る!マイストーリーの育て方」では、朝時間を活用して人生を変えた池田さんに朝時間×ノートの使い方、考え方をご紹介いただきます。ノートを用意して、一緒に朝ノート習慣をはじめませんか?

第24回:1年のやり残しをゼロに!優先順位の決め方(後編)

ノート

おはようございます!国家資格キャリアコンサルタントの池田千恵です。

この連載では、朝時間でノートに自分の過去(自分が紡いできた物語)や未来(これから紡ぐ物語)を描くことで、小さいころからの夢やワクワク、興味の向かう先を思いだし、未来の夢につながる「道しるべ」を見つける方法を紹介します。

前編の記事「1年を最高の状態で締めくくる!『やめる』基準の見つけ方」では、この2ヶ月間は覚悟を決めて、やめるべきことをやめ、残ったものを全力でやりきる!と決めようという話をしました。

後編の今日は、具体的にどうやって「やめること」を決めるのかについてお伝えします。

どれも大事でやめられない…そんなときはコレ!

マトリクス

やりたいことがどんどん思いついて、なかなかやめることを決められない…そんな方におすすめなのが、このマトリクスで整理することです。

縦軸に Have to(やらなきゃ) と Want(やりたい)を、横軸にポジティブな変化量を置き、今年にやり遂げたいことがそれぞれどの領域に入るか考えてみるとスッキリします。

  • 優先度1=Want寄り&ポジティブな変化量大
    自分にとって大切なことなのでゼッタイに残しましょう
  • 優先度2=Have to寄り&ポジティブな変化量大
    やらなきゃいけないけどやりきったら大きいものなので、「やらなきゃ」の先にある未来のWantを見つけていきましょう(例:昇給につながる資格試験勉強→昇給できたら見える嬉しい世界をイメージしましょう)
  • 優先度3=Want寄り&ポジティブな変化量小
    趣味や息抜き、リラックスがこれにあたります
  • 優先度4=Have to寄り&ポジティブな変化量小
    ホントはやりたくないと思っていて、かつ変化量も少ないので、やめることができたらやめましょう。やめられない場合も、関わりは最小限にしたり、外注や人手を借りる方法を考えてみましょう

実際にノートに書いてみよう

優先度ノート

では、実際にノートに書いてみましょう!

手順は次の通りです

1. 2021年にやりきりたいことを、ノートに仕事・プライベートの区別なく全部書き出す

2. 書き出したものを「1項目、1ふせん」で書き写す

3. 上記のマトリクスをノートに書き、マッピングする

ポイントは、いきなりマッピングせずに、一度頭の中にある「やりたい!」「やりきりたい!」を全部、まずはいったんノートに制限なく書き出してみることです。

今年中にやりきりたいことを、大小気にせず、とにかく全部書き、そのあとで整理整頓してみましょう。そのことにより、今年やるべきことか、来年に持ち越してもよいことか、やめても良いものかなどが明確になります。

やることが明確になると、2ヶ月間そのためにエネルギーを全集中できるようになりますよ!ぜひ、お試しください。

☆本連載は毎月1日・2日の公開です。

☆前編「1年を最高の状態で締めくくる!「やめる」基準の見つけ方」 >> https://asajikan.jp/article/213912

 

この記事を書いた人
Nice to meet you!

朝ノートで作る!マイストーリーの育て方

Written by

池田千恵

株式会社朝6時 代表取締役。国家資格キャリアコンサルタント。

外食企業、外資系企業を経て現職。経営戦略としての朝時間活用の仕組みを構築しているほか、個人に向けては会社員のまま成果を出しつつ自分だけの商品を作り、本業以外にも収入経路を持つ方法を朝活で学ぶコミュニティ「朝キャリ」(https://ikedachie.com/course/salon/を主宰。12年連続プロデュースの「朝活手帳( https://asajikan.jp/article/212337 )」など著書多数。

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