「朝活手帳」の著者 池田千恵さんの連載「朝ノートで作る!マイストーリーの育て方」では、朝時間を活用して人生を変えた池田さんに朝時間×ノートの使い方、考え方をご紹介いただきます。ノートを用意して、一緒に朝ノート習慣をはじめませんか?
第22回:ポジティブ体質に切り替える!ノートの活用法(前編)
おはようございます!国家資格キャリアコンサルタントの池田千恵です。
この連載では、朝時間でノートに自分の過去(自分が紡いできた物語)や未来(これから紡ぐ物語)を描くことで、小さいころからの夢やワクワク、興味の向かう先を思いだし、未来の夢につながる「道しるべ」を見つける方法を紹介します。
連載22回目の今回は、朝や夜のノートで気持ちをうまく切り替え、ポジティブ体質に変わる方法について解説します。
気分の切り替えが苦手…どうすればいい?
先日開催したセミナーで、次のような質問がありました。
気分の切り替えが苦手で、落ち込み出すと二日ほどぐるぐる悩んでしまいます。その上勉強や仕事の効率も悪くなり、悪循環に陥ることがしばしばあります。もっと上手く切り替えて行く方法はあるのでしょうか?
さっさと気持ちを切り替えよう!そう思っても、どうしても誰かの一言や、してしまった失敗が頭から離れずにぐるぐるしてしまうこと…ありますよね。
できなかったより、「できた」を数えよう
まずお伝えしたいのは、365日のうちのたった1日うまくいかなかっただけで、あなたの人生が悪化することは絶対にありません!ということです。
「できなかった」を数えると辛くなりますが、できなかったときでも何かしら「できた」ことはあるはずです。気持ちを切り替え、それでもできたことを数えていきましょう。
くよくよした気分を引きずる傾向がある方は、自分のダメなところ、失敗したところを丁寧に掘り起こし、大切に育ててしまいがちです。ダメな中でもできたことをひとつひとつ数えるクセ付けをしていくと、少しずつ前に進めるようになりますよ。
「朝」と「夜」でノートに書く内容を変えてみよう
とはいえ、それができないから困ってるんだよ…という方も多いと思います。そこで登場するのがノートです!
以前の記事、『怒りや悲しみ…ネガティブ感情を「朝ノート」できれいサッパリ浄化する方法』でも解説しましたが、事実は違う(上司が私のことを嫌い、私はダメ人間、同僚が笑っている)かもしれないのに、あたかもそれが事実であるかのように自動的に考えてしまう「認知の歪み」は、ノートに書き出すことでリセットすることができます。
さらに、朝と夜で次のようにノートの書き方を変えることで、さらにポジティブ体質に変わっていきます。
夜は、できたことを数える
夜は「ああすればよかった」「こうすればよかった」の思考になりがちなので、できたことだけ数える!と決めましょう。
朝は、落ち込んだ出来事の事実「だけ」を書き出す
朝は前日の出来事を客観的に探るのに適しているので、事実を書き出して対策を練る時間にするのがおすすめです。
明日公開予定の後編では、朝ノート、夜ノートの具体的な書き方について解説します。どうぞお楽しみに!
☆本連載は毎月1日・2日の公開です。
☆後編「クヨクヨ体質をリセット!就寝前の『良かったファイブ』ノート術」は、9/2(木)公開予定です。