おはようございます。好印象マナー講師の林慶子です。
マナーや心の在り方を知って好印象な自分になる!すぐに実践できるコラムを、毎週火曜日にお届けしています。
今週のテーマ:「いいですか」の丁寧な表現方法
お相手に確認や質問をするときに使う「いいですか」という表現。
ビジネスでもよく使う言葉ですよね。今回はこの「いいですか?」の、正しく、印象の良い表現を一緒に確認しましょう。
「いいですか」を丁寧な順に並べると…
「いいですか」 < 「よろしいですか」 < 「よろしいでしょうか 」< 「よろしゅうございますか」
というように、「いいですか」にはより丁寧な言い方がざっくり3パターンあります。
左から順に丁寧さが増していく表現で、上の中だと「よろしゅうございますか」がもっとも丁寧な言い方ということになります。
なお、「いいですか」「よろしいですか」はくだけた表現となるため、目上の方には使わない方が無難です。
目上の方に「いいですか」と言いたいときは
目上の方には「よろしいでしょうか」という表現を使うのがよいでしょう。
「よろしい」は「よい」「いい」の丁寧語で、「でしょうか」は「だろうか」の丁寧語です。
丁寧語+丁寧語の敬語表現のため、目上の方に使っても問題ありません。
また、「よろしゅうございますか」は最も丁寧な表現ですが、少し古い言い回しになるため、最近では聞かれることはほとんどなくなりました。
そのため、若い方が使うと、違和感を覚える方もいらっしゃるようです。
「よろしいでしょうか」でも、目上の方に使う表現として問題はないため、通常は「よろしいでしょうか」を使い、老舗のお店やご年配の方には「よろしゅうございますか」を使うなど、状況とお相手に合わせて使い分けてもいいですね。
「いいですか」「よろしいでしょうか」以外の表現
「かまいませんでしょうか」
(例)ここで電話をしても、かまいませんでしょうか?
「差支えないでしょうか」
(例)時間を変更していただいても、差し支えないでしょうか。
「お間違いないでしょうか」
(例)お名前はこちらでお間違いないでしょうか。
「いかがでしょうか」
(例)来週の月曜日はいかがでしょうか。
など、相手に確認したり質問したりするときの表現はたくさんあります。相手や状況にあわせて使い分けられるよう、いろいろな表現を身につけておきたいですね。
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ことばは、時代と共に変わっていきます。そのことばが持つ意味を知ったうえで、自分がしっくりくることばを選びたいですね!
それでは、また次回!Have a ごきげん day!
☆このコラムは【毎週火曜日】更新です。次回もお楽しみに!