おはようございます。好印象マナー講師の林慶子です。
マナーや心の在り方を知って好印象な自分になる!すぐに実践できるコラムを、毎週火曜日にお届けしています。
今週のテーマ:「名乗るとき」の言葉の使い分け方
電話をかけるときや受けるとき、メールを送るとき、そして、挨拶をするとき。
みなさんは名乗るときに
「◯◯でございます」
「◯◯と申します」
の、どちらを使いますか?
「意識していない」「なんとなく使い分けている」という方が多いかもしれませんね。今回は、名乗るときの言葉の使い分け方とその理由について解説します。
「ございます」「申します」の使い分け方
電話を受けるときや、既に知っている方に名乗るときは「ございます」を、そして、電話をかけるときや、初めての方に名乗るときには「申します」を使います。
「申します」も「ございます」も、それぞれ丁寧な言葉ですが、元の言い方に直すと
- 山田と申します → 山田といいます
- 林でございます → 林です
となります。
例えば電話の場合、受ける側が「申します」を使うと、掛けた側が尋ねてもいないのに「◯◯といいます」と言っていることになり、過剰な表現となります。
また、「ございます」は、「居る・存在している」という意味があるため、掛けた側に対して「間違いなく◯◯にお電話されていますよ」ということを伝える、という理由もあります。
シーン別の使い分け方
「申します」
- 誰が出るかわからない電話に掛けるとき(固定電話など)
- 初めてコンタクトをとる方へメールを送るとき
- 初めてお会いするとき
「ございます」
- 電話を受ける側のとき
- お互いすでに知っている方が確実に出る電話にかけるとき(携帯電話など)
- お互いすでに知っている方にメールを送るとき
正しい使い方の例
- 初めまして。林と申します。
- いつも大変お世話になっております。マナー講師の林でございます。
- (電話を受けて)はい。株式会社○○でございます。
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なお、同じお相手にずっと「申します」を使っていると、よそよそしい印象を与えてしまうこともあります。
上記を参考に、状況に合わせて使い分けてくださいね!
それでは、また次回!Have a ごきげん day!
☆このコラムは【毎週火曜日】更新です。次回もお楽しみに!