「朝活手帳」の著者 池田千恵さんの連載「朝ノートで作る!マイストーリーの育て方」では、朝時間を活用して人生を変えた池田さんに朝時間×ノートの使い方、考え方をご紹介いただきます。ノートを用意して、一緒に朝ノート習慣をはじめませんか?
第22回:ポジティブ体質に切り替える!ノートの活用法(後編)
おはようございます!国家資格キャリアコンサルタントの池田千恵です。
この連載では、朝時間でノートに自分の過去(自分が紡いできた物語)や未来(これから紡ぐ物語)を描くことで、小さいころからの夢やワクワク、興味の向かう先を思いだし、未来の夢につながる「道しるべ」を見つける方法を紹介します。
前編の記事「ポジティブ体質に切り替える!「朝ノート」「夜ノート」の活用法」では、クヨクヨ体質をリセットするために朝ノートと夜ノートで書く内容を変えてみようという話をしました。
後編の今日は、具体的にどのように書いていくかについて解説します。
夜はできたことを数える「良かったファイブ」がおすすめ!
夜になにかを考えると感情に支配されてしまいがちなので、落ち込みそうになった夜はサッサと寝るに限ります!
夜のクヨクヨより朝のクヨクヨ。戦略的に先送りしましょう。
とはいえ眠れない…という方はにおすすめなのが「良かったファイブ」の習慣です。やり方はとってもカンタン!眠る前に今日一日を振り返り、良かったことを5つ数えましょう。
良かったことを3つというのはよく聞きますが、実は「5つ」数えるのがポイントです。
これは長年お世話になっている医師から教わった方法です。
1つ〜3つだと割とカンタンに良かったことを挙げられますが、5つ数えようとすると、大変なことの中でに隠れている良かったことを、無理にでも数えられるようになるんです。
よかったファイブは「ああすれば良かった」「こうすれば良かった」の思考になりがちな思考を、できたことだけ数える!思考に変える効果があります。
私はこの「良かったファイブ」を、5歳になる息子と一緒に眠る前の習慣にしています。私の場合は息子と口頭で話し合うようにしていますが、ノートに書くと記録に残り「良かった」が貯まるので、さらにおすすめです。
ノートに自分の「良かった」がずっと残り続け、振り返ることで「私けっこう頑張ってる!」と自信を積み上げることができます。
朝は感情でなく“事実”を書く「客観ノート」がおすすめ
朝は前日の出来事を客観的に探るのに適しているので、事実を書き出して対策を練るようにしましょう。
具体的には、朝、前日の失敗や反省、相手に言われた言葉を、感情を抜きに事実「だけ」を書いていくようにするのがおすすめです。
このときのポイントは、「頭に来た」「悲しい気分になった」などの感情を書くのではなく、言われた言葉や出来事、当時の状況などの「事実」を淡々と書くことです。
以前の記事「“事実”と“感情”を切り分けよう!朝ノートで理性的になれる理由とは」で具体的な書き方を解説していますので、ぜひ読んでみてくださいね。
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朝と夜のノートを使って、気持ちを切り替える方法をご紹介しました。
ついつい嫌なことを引きずってしまいがちな方、ぜひご紹介した方法を試してみてくださいね。
☆本連載は毎月1日・2日の公開です。
☆前編「ポジティブ体質に切り替える!『朝ノート』『夜ノート』の活用法」 >> https://asajikan.jp/article/209497