おはようございます。好印象マナー講師の林慶子です。
マナーや心の在り方を知って好印象な自分になる！すぐに実践できるコラムを、毎週火曜日にお届けしています。
今週のテーマ：うっかり使ってしまいがちな「重複表現」10例
明けましておめでとうございます。2025年、新しい年が始まりましたね！今年も皆さまと、マナーや心遣いについて一緒に考えていけたら嬉しいです。
さて、2025年のスタートは、うっかり使ってしまいがちな「重複表現」について確認しましょう。
重複表現（二重表現／重言）とは？
重複表現とは、同じ意味の言葉を、繰り返し使っている表現のことです。「頭痛が痛い」「あらかじめ予約する」などが代表的な例としてあげられることが多いですね。
日常で使われがちな重複表現
- 【一番最初】正 ⇒ 最初
「一番」と「最」の意味が重複しています。「一番最後」も同じ理由で重複表現です。また、「まず最初に」も、「まずは」または「最初に」だけにしましょう。
- 【一番ベスト】正 ⇒ 一番／ベスト
「ベスト」の和訳は「一番」ですね。
- 【約〇ほど】正 ⇒ 約〇／〇ほど
「約」と「ほど」の意味が重複しています。
- 【過半数を超える】正 ⇒ 過半数を占める
「過半数」の「過」と「超える」の意味が同じですね。
- 【連日○○が続く】正 ⇒ 連日○○です／○○が続いています
「連日」と「続く」の意味が重複しています。「寒い日が続いておりますが」「連日冷え込んでおりますが」などに言い換えましょう。
- 【各○○ごと】正 ⇒ 各○○／○○ごと
「各」と「ごと（毎）」は、どちらも「それぞれ」という意味ですね。
- 【まだ未定】正 ⇒ 未定
未定の「未」は、「まだ」という意味のため、重複しています。
- 【事前予約】正 ⇒ 予約
「予約」の「予」は、「あらかじめ」という意味です。同じように「あらかじめ」を意味する「事前」と一緒に使うのは、重複表現です。
- 【今の現状】正 ⇒ 現状
「今」と「現」の意味が重複しています。
- 【違和感を感じる】正 ⇒ 違和感を覚える／違和感がある
「違和感」の中に「感じる」という表現がすでに入っていますね。
いかがでしょうか。「元旦の朝」「享年90歳」「加工を加える」など、重複表現は他にもたくさんあります。
お相手にプチストレスを与えないためにも、書き言葉の場合は文章をスッキリと、わかりやすくするためにも、重複している言葉をなくす意識ができるといいですね！
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それでは、また次回！Have a ごきげん day!
☆このコラムは【毎週火曜日】更新です。次回もお楽しみに！
