朝読書におすすめの本をご紹介する『まっこリ~ナのCafe BonBon』。小説やエッセイ、暮らしや料理の本など心に効く本をセレクトしています。
今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、『本なら売るほど 2』。
街の小さな古書店を舞台にしたコミック、待望の第2巻です。若い店主が営む「十月堂」をめぐる心に響く物語6話を収録しています。
『本なら売るほど 2』
著者:児島青
出版社:KADOKAWA
ストーリーが面白くて先が知りたくてどんどんページをめくりたいのに読み終わりたくない。絵を隅々まで眺めて言葉の余韻をじっくり味わいたい。本書にはそんな魅力的な本の要素が詰まっています。
若く個性的な店主が営む「十月堂」。気心知れた常連客もいれば、初めて店の扉を開けた人もいる。十月堂店主自身が本との関わり方を模索する毎日を送るなかで、店にやってくるさまざまな人たちを迎えています。第1巻にも増して店主はお客たちの本への思いをより大らかに深くと受け止めているように感じました。
この店で出会った本から誰かの物語がはじまっていく。その人が店を出る時きっと何かが違ってる。常連客のひとりが古本屋に寄った帰り道に鞄の中に買った本があることの喜びを語ります。その本のことを考えるだけで「世界は少し輝いて見える」。本っていいなあ。本が好き。とてもシンプルで温かな気持ちに包まれる一冊です。
以前ご紹介した第1巻『本なら売るほど 1』もぜひどうぞ。
ラブ&ピースな一日を。
Love, まっこリ〜ナ
「まっこリ~ナのカフェボンボン」を読んでくださってありがとうございます。「カフェボンボン」が心ときめく本との出会いの場となりますように。
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