朝読書におすすめの本をご紹介する『まっこリ~ナのCafe BonBon』。小説やエッセイ、暮らしや料理の本など心に効く本をセレクトしています。
今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、『本なら売るほど』。
街の小さな古書店を舞台にしたコミックです。本書は、著者の児島青のデビュー作。本と人との出会いにまつわる6話を収録しています。
『本なら売るほど 1』
著者:児島青
出版社:KADOKAWA
宝探しをするような気持ちで本屋に行く。毎日同じ書店に寄って同じ書棚を眺めているのに行くたびにワクワクする。それが古書店ならなおのこと、思いがけない出会いが待っている気がして期待がぐっと高まります。
古本屋をはじめて6年、若い店主が営む「十月堂」。店にやってくる人たちの本との関わり方もさまざま、心に秘めた思いを持って通ってくる人もいる。そんなお客たちを店主が気軽に迎える感じがとても好ましい。常連客と本の感想を言い合うこともあれば、おすすめの作家を教えてと頼まれることもある。この問いのプレッシャーがエグいと悩むところにも親しみを感じます。
「十月堂」は誰かにとっての特別な場所。手に取った一冊の本から新しい世界が広がっていきます。表紙カバーの古書店の絵を見ているだけで幸せな気分になります。そしてこの物語を読んだあとは本好きの人と無性に話したくなります。
2巻も待ち遠しいです。1巻で少しずつわかってきた魅力的な店主のプロフィール、もっと深く知りたい。
ラブ&ピースな一日を。
Love, まっこリ〜ナ
「まっこリ~ナのカフェボンボン」を読んでくださってありがとうございます。「カフェボンボン」が心ときめく本との出会いの場となりますように。
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