「朝活手帳」の著者 池田千恵さんの連載「朝ノートで作る!マイストーリーの育て方」では、朝時間を活用して人生を変えた池田さんに朝時間×ノートの使い方、考え方をご紹介いただきます。ノートを用意して、一緒に朝ノート習慣をはじめませんか?
第6回:朝ノートのひらめきを現実化するには?(前編)
おはようございます!朝イチ業務改革コンサルタントの池田千恵です。この連載では、朝時間でノートに自分の過去(自分が紡いできた物語)や未来(これから紡ぐ物語)を描くことで、小さいころからの夢やワクワク、興味の向かう先を思いだし、未来の夢につながる「道しるべ」を見つける方法を紹介します。
今回は、朝ノートに書きとめた「ひらめき」を現実化する方法について解説します。
ひらめいた!を今後に活かすには「振り返り」が大切
「朝ノートにアイデアやひらめきをメモしているけど、なかなか実行につながらない」
「メモを後で見なおしたとき、どういう意味で取ったメモだか分からなくなってしまう」
「セミナーや講演のメモをとっても、なかなか見なおす機会がない」
…これらはどれも、ノートやメモ、手帳によくあるお悩みだと思います。
ノートは、書くことが目的ではなく、考えをまとめたり、行動に移せるようになることが目的のはず。ですから、書くこと以上に「見直す」ことが大切なのです。
でも、お部屋に物を出しっぱなしにすると、あっという間に散らかってしまうのと同様、ノートも定期的に「掃除」しないと散らかります。賞味期限切れのアイデアやメモでノートが埋まることで、行動に繋がるアイデアが隠れてしまうのです。
とはいえ、頭ではわかっていても、面倒だし忙しいからつい、見直すことを忘れちゃいますよね…。それなら、「見直す」タイミングを決めて、「朝のルーティン」に組み込んでみませんか?
1週間 or 1ヶ月…期限を決めて「モーニングルーティン」に
ノートを見直すタイミングは、ノートを使い切るタイミングでも良いのですが、それだと数ヶ月間アイデアが置きっぱなしになることもあり得ます。
そこで私が提案するのは、1週間、半月、1ヶ月などの期限を決めて、振り返りをルーティン化してみることです。まずは、手元の手帳の朝の時間帯に「朝ノートふりかえりタイム」を入れてみましょう。
スケジュールに入れておくと、書きっぱなしで忘れちゃった…ということが少なくなりますよ。
私の場合は、自身がプロデュースしている朝活手帳を使い、書き留めたメモやノートを毎週月曜日の朝と、月末の朝に振り返ることにしています。
忘れないために「みんなで振り返る」のも手
そうはいっても、ひとりだと続かない…忙しいとつい後まわしにしてしまう…という場合は「朝、みんなで振り返る」のも手です。
新型コロナウイルスの影響で、オンライン会議や飲み会などが浸透してきました。これを機に、オンラインで、ノートをもくもくと書いたり振り返る会を開いてみるのはいかがでしょうか?
オンラインでも、会話は最小限に。お互いの顔が見える状態のまま、各自ノートをふりかえります。これが意外なことに、おもしろいほどはかどるんです。
私が主宰する朝活コミュニティの「朝キャリ」では、新型コロナウイルスが猛威をふるう前の昨年9月ごろから、定期的にオンラインで朝集まり、ただもくもくと手帳を振り返る「朝活手帳もくもく会」を開催しています。
同じ目的をもって、見える場所で作業している仲間がいるというだけで連帯感が生まれますよ!
明日公開予定の後編では、この、オンラインでみんなでノートを振り返るメリットと方法についてお伝えします!どうぞお楽しみに。
☆本連載は毎月1日・2日の公開です。
☆後編「テレワーク中もOK!オンラインでできる『朝ノート振り返り会』のすすめ」は、5/2(土)公開予定です。