「朝活手帳」の著者 池田千恵さんの連載「朝ノートで作る!マイストーリーの育て方」では、朝時間を活用して人生を変えた池田さんに朝時間×ノートの使い方、考え方をご紹介いただきます。ノートを用意して、一緒に朝ノート習慣をはじめませんか?
第8回:「これいいな♪」を現実化するためには?(前編)
おはようございます!朝イチ業務改革コンサルタントの池田千恵です。この連載では、朝時間でノートに自分の過去(自分が紡いできた物語)や未来(これから紡ぐ物語)を描くことで、小さいころからの夢やワクワク、興味の向かう先を思いだし、未来の夢につながる「道しるべ」を見つける方法を紹介します。
今回は、ノートを使って、朝のひらめきや「これいいな♪」を現実化する方法について解説します。
なぜノートや手帳で夢が叶うと言われるのか?
「今から目に入る赤いものがいくつあるかを数えよう」と思いながら街を歩くと、今まではまったく気づかなかったのに、急に赤い服の人や赤い車が目に飛び込んでくるようになった。
こんな話をどこかで聞いたこと、あると思います。これがいわゆる「カラーバス効果」(color=色を bath=浴びる)です。街に赤いものが急に増えたわけではなく、意識を変えただけで「赤」が目につくようになります。つまり、自分の意識をどこに向けるかで、得られる情報が変わってくるということです。
ノートや手帳に書いた目標をあとで見直すと、その中のいくつかは「いつの間に叶っていた」という経験がある方も多いでしょう。これもカラーバス効果と言えます。
「将来こうなったらいいな♪」と思う夢やひらめきを、積極的にノートや手帳に書いておけば、実現するための情報がより多く目につくようになります。よく「ノートや手帳に書き込むと叶う」と言われるのは、このような理由からです。
ありえない「妄想」を広げてみよう
それを踏まえ、私は、人に伝えたら「こんなの無理だよ!」と笑われてしまうような願望も、あえてノートに書き出し、あれこれ妄想することを日課にしています。
私自身、後で振り返ると、書き込んだ「妄想」が実際に叶っていた、という経験を、数多くしています。その理由は、カラーバス効果に加え、言語化によって次のような効果を得られるからだと思います。
- 【1】 書き出すことにより願望が明確化され、自分に誓いを立てられる
- 【2】 願望が言語化されることで、口に出しやすくなり、願いを叶えてくれる相手に気付いてもらいやすくなる
…とはいえ、妄想だけしていてはただの夢追い人になってしまうので、妄想のあとにちょこっとひと手間、「数字を入れて」「具体的に」落とし込んでおくのがポイントです。
このひと手間によって、自分の妄想と現実を客観的にちょっとだけクールダウンできるので、始めの一歩を踏み出しやすくなりますよ。
妄想を書く時間はやっぱり「朝」!
この連載のテーマは「朝ノート」。だからというわけではありませんが、この、妄想を書き出すという作業は、圧倒的に朝がオススメです。
夜は内省的になりやすいので、そもそもぶっとんだ妄想を「いいね!」と思いにくいもの。悩んでも仕方がないことを何度も繰り返し考えてしまったりすることも。朝の時間なら、落ち込むこともなく冷静の自分を客観視することができます。
では、どうやって「数字を入れて」「具体的に」落としこんでいけば良いでしょうか。明日公開予定の後編では、具体的なその方法についてお伝えします!どうぞお楽しみに。
☆本連載は毎月1日・2日の公開です。
☆後編「朝のひらめきを具現化するコツ!『すぐの法則』とは?」は、7/2(木)公開予定です。