みなさま、おはようございます!
忙しい女子のみなさまのためのお弁当の連載!第198回目は、我が家で作り続けている簡単おかず「揚げと白菜のごま和え」をご紹介します。今回は、厳重に(笑)お弁当に大敵の白菜の水分対策をしてみました。
1) 柚子こしょうの塩分で白菜の水分を抜きつつ、酸味や香りつけする。
2) 揚げをカリカリに焼いて水分をとばして白菜の水分を吸わせる。
3) すりごまであえて白菜の水分を吸わせる。
と、3重に水分対策をしているので、お弁当に入れるのも安心。今までの白菜レシピで一番安心(笑)かもしれません!
忙しい朝でも、あっという間にできる簡単レシピ。たっぷり作ってお弁当にもいつものご飯にも利用してください。
水分が出にくい優秀お弁当おかず!簡単でおいしい「油揚げと白菜のごま和え」
(材料)作りやすい分量
- 白菜の葉 大2枚程度(200g)
- 柚子こしょう 小さじ1/2~2/3程度 ※お好みで調整してください
- 薄揚げ 1枚(30g程度)
- (A)しょうゆ 大さじ1/2
- (A)砂糖 大さじ1/2
- (A)炒りすりごま(白) 大さじ1+α
(作り方)
1) 白菜は7mm幅程度の細切りにする。ビニール袋や保存袋等に、柚子こしょうと白菜を入れてもみこみ、両手でギュッと絞るように空気を抜いて口をとじておく。
↓こうすると短時間で柚子胡椒の塩分がまわり、水分がぬけます。
2) その間に薄揚げを焼く。フライパンを中火で熱して薄揚げ(油ぬきせずにそのまま焼きます)を入れて両面香ばしく焼き、縦半分に切ってから細切りにする。ボウルに(A)を入れて混ぜ、揚げを入れて和える。
↓先に揚げに調味料をからめて味を吸わせるのがポイントです。揚げに味をしみこませると薄味でも味がぼけません。
3) (1)の白菜の水分を紙タオル等で包んでしっかりと絞ってから(2)に入れて和える。
4) 弁当に入れる時に、もし水分が気になるようだったら、すりごまをさらにまぶすとよい。
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カリカリに焼いたお揚げと野菜の和え物は、私にとっては母の味で。大好きで無限に食べてしまう野菜のおかずです。
母はもっと、醤油や砂糖の分量が多く、酢も入れてしっかり味。煎ったごまをゴリゴリとすり鉢ですって作ってくれます。
今回、お弁当に入れるのに、野菜の水分を抜くのに塩ではなく柚子こしょうを使ってみると、風味よく仕上がってピリッとした辛みもあり、柚子こしょうの塩分でしっかり水分も抜けて。より簡単にできました。すりごまをたっぷりまぶして簡単に。
ものすごく美味しいかどうかは自信がないですが(笑)、どうしても何度も繰り返し食べたくなる大好きなおかず。「すごく簡単。ちょっと美味しい。」家庭の味です。
↓地味で滋味。しみじみ美味しい大人女子弁当。
お揚げと白菜のごま和え 柚子こしょう風味、しょうゆ豆(母の故郷の香川県の名産)、ごぼうと鶏の甘酢、出汁巻き卵、しば漬け、雑穀ごはん。
「あ~。やっぱり美味しい…。」うっかり自画自賛の言葉がこぼれてしまう(笑)お弁当。
色合いは地味ですが、こんなお弁当を食べた時は、おなかも喜び、なんだかしみじみ嬉しくなるのです。そして、1つでも2つでも、母から伝わる味があるというのはありがたいことですね。
毎日のお弁当作り。見た目も美味しさもと頑張ると大変ですよね。時には見た目は二の次で。無理せず、自分やご家族のおなかが喜ぶお弁当を。
よかったら、「揚げと白菜のごま和え」も作ってみてください。
料理研究家 かめ代。
公式サイト 「 kameyo レシピと暮らし」 https://kameyogohan.com/
☆この連載は<毎週日曜日>に更新します。来週もどうぞお楽しみに…!