今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、『ぬるい生活』。
不調な時やつらい時はあんまりムリしないで。がんばらなくてもいい生き方のヒントが見つかるエッセイです。作家・群ようこが飼い猫とともに送る「ぬるい生活」をユーモラスにつづります。
『ぬるい生活』
著者:群ようこ
出版社:朝日新聞出版
疲れたなあ、つらいなあと思う時。日々の暮らしのなかのままならないこと、どうやってやり過ごせばいいんだろう?
群ようこさんのぬるい生活とは、ムリも我慢もしないこと。きちきちしすぎず、がんばりすぎず。更年期の真っ只中にあった群さんが悟ったのは、自分を少し甘やかしかわいがるということでした。
25篇のエッセイには、ついがんばりすぎてしまう女性たちが登場します。体調を崩した友人を案じながらつづるのは、自身が抱えるさまざまな不調や体の変化、心の中の小さなストレスのこと……。胸にしみるエピソードが、つらいときは甘えてもいい、生活スタイルも自分が楽なようにどんどん変えていけばいいと気づかせてくれます。
ままならないことももどかしさも受け入れて、ありのままに生きるのは難しいことかもしれないけれど、だからこそ、ふっと力が抜けたとき楽になれそうな気がします。
群ようこさんの本、以前ご紹介したこちらの小説もぜひどうぞ。
*『優しい言葉―パンとスープとネコ日和』
Love, まっこリ〜ナ
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