今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、『二度寝で番茶』。
夫婦脚本家・木皿泉のエッセイ集。テレビドラマ『すいか』『野ブタ。をプロデュース』、小説『昨夜のカレー、明日のパン』など数々の傑作を生んだ二人が、日々の暮らしや幸せについてとことん語り合います。
『二度寝で番茶』
著者:木皿泉
出版社:双葉社
なんだかほっとするんです。二人のエッセイや対談を読んでいると、きゅっとなっていた胸のあたりがほどけていくんです。
「生きてる価値って何ですか?」と聞けば、そりゃ、何か食べながら、こうやって二人で話している時が最高に楽しいに決まってるじゃないですか、と答える。
仕事、恋、結婚、家族のこと、病気のこと、生きていくということ……。深刻なテーマの話でも、最後はしみじみとした気持ちに包まれる。帰りに餃子を買って帰りませんか。いいですね。帰って餃子とビールで人の悪口言いましょう、という話になるのです。
屋台のおでん屋さんで語り合いながら、ほかほかのおでんの湯気に幸せを感じる二人。その気持ちがうつって、私も、明日もがんばろうと思う。そのあとはおでんもいい。ビールと餃子もいい。
「明日のことをあれこれ思うのは、とても幸せなことかもしれない」この言葉が心にしみます。以前ご紹介した『昨夜のカレー、明日のパン』もぜひどうぞ。
Love, まっこリ〜ナ
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「まっこリ~ナのカフェボンボン」を読んでくださってありがとうございます。「カフェボンボン」が心ときめく本との出会いの場となりますように。
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