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コーヒー1杯分のショートストーリー「カフェで読みたい短篇集」6選

 

今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、カフェで読みたい短篇集の特集を。

1杯のコーヒーにはショートストーリーがちょうどいい。カフェ読書にぴったりの短篇集6冊を選びました。カフェという空間で、時を忘れ、日常を離れて。「カフェで読みたい本」第2弾です。

時を超えた愛の物語。

ロマンチックなSF短編集。たんぽぽ色の髪をした可憐な娘は未来からやってきた。タイムマシンに乗っていちばん好きな時空座標へ。おとといは兎を見たわ、きのうは鹿、今日はあなた……。時を超えた愛の物語ほどせつないものはない。

20161114a
たんぽぽ娘
著者:ロバート・F・ヤング/編:伊藤典夫
出版社:河出書房新社

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風変わりで美しい
62の物語。

ビートニクの作家ブローティガンの傑作。少年時代を過ごした土地の記憶、夢を抱いて移住したカリフォルニアの陽光あふれる物語はどれも短く鮮烈で、著者がシャッターを切った写真のよう。ドライブの途中に立ち寄ったアメリカン・ダイナーで読みたい。

20161114b
芝生の復讐
著者:リチャード・ブローティガン/訳:藤本和子
出版社:新潮社

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吉本ばななが紡ぐ
5つのラブストーリー。

婚約者との愛が壊れてしまう、社員食堂で毒を盛られる。そんな絶望の淵にいるときにも、幸せは訪れる。ただ誰もそれを予測できない。だから大切な一瞬を見逃さないで、手放さないで。そう気づかせてくれる珠玉の短篇集です。

20161114c
デッドエンドの思い出
著者:よしもとばなな
出版社:文藝春秋

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村上春樹が選んだ
誕生日をめぐる物語。

村上春樹が誕生日をテーマに短篇小説を選び翻訳。13歳の輝かしい誕生日を迎える少年や71歳になる女性の突拍子もない誕生日の朝。一年に一度の特別な日を人はどんなふうに迎えるのか? 味わい深いバースデイ・ストーリーズをどうぞ。

20161114d
バースデイ・ストーリーズ
編訳:村上春樹
出版社:中央公論新社

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働く人の共感を呼ぶ
お仕事小説集。

津村記久子が働く人たちの日常をすくいとる。職場にそういう人いるいる! そうそう、会社で働くってこういうこと! 早くうちに帰りたい、そんな日もあるけれど。仕事に疲れた時に励まされる本。

20161114e
『とにかくうちに帰ります』
著者:津村記久子
出版社:新潮社

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ひそやかな
愛の短篇集。

桜木紫乃が北海道を舞台にもの哀しい光景を詩情あふれる筆致で描く。北国の厳しい冬の風景、孤独な魂を抱えて寄り添う男女がやるせない。月日が経っても物語のシーンが鮮明に蘇る、心にしみる短篇集。

2016114f
誰もいない夜に咲く
著者:桜木紫乃
出版社:KADOKAWA/角川書店

くわしくはこちらの記事をどうぞ。
『たんぽぽ娘』
『芝生の復讐』
『デッドエンドの思い出』
『バースデイ・ストーリーズ』
『とにかくうちに帰ります』
『誰もいない夜に咲く』

こちらもぜひどうぞ。
コーヒー読書におすすめ!「カフェで読みたい本」6選

ラブ&ピースな一日を♥
Love, まっこリ〜ナ

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小説から絵本まで、編集者が選ぶ”朝読書”におすすめの1冊
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まっこリ〜ナ

編集者・ライター

出版社勤務を経てフリーランスに。図鑑や写真集、子どもの本や雑誌などの編集に携わる。本がくれる愛のチカラを糧に生きる日々。いちばん好きな本の主人公は長くつ下のピッピ。
趣味は草花園芸、編み物、ランニング、スポーツ観戦。

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