朝読書におすすめの本をご紹介する『まっこリ~ナのCafe BonBon』。小説やエッセイ、暮らしや料理の本など心に効く本をセレクトしています。
今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、『珈琲のことば』。
コーヒー好きの木版画家・箕輪邦雄が、コーヒーにまつわることばを集め、木版摺りしたユニークな本。おいしいコーヒーを飲みながらの読書にオススメしたい一冊です。
『珈琲のことば 木版画で味わう90人の名言』
著者:箕輪邦雄
出版社:平凡社
世界のさまざまな場所で、コーヒーにまつわることばが生まれてきました。コーヒーを讃える詠み人知らずの詩もあれば、1920年代に書かれたニューヨーク・タイムズ紙の記事も載っています。
ボブ・ディランの歌や爆笑問題・太田光さんの喫茶店への愛が伝わることばも。街のコーヒー店、旅先のカフェ、何気ない朝の食事の風景から、コーヒーの豊かな香りが立ち上ってきます。
珈琲のことばの「朝時間」は、詩人・黒田三郎の詩の一節を。
「香り高い朝の一杯のコーヒーに/僕の平和があるのだろうか/やすらかな妻の寝息の繰り返しに/僕の平和があるのだろうか」
「苦い珈琲」「エスプレッソやカプチーノ」「カフェの片隅で」「コオヒイを売る店」……。味わい深い木版画の文字をたどりつつ、ゆったり過ごすコーヒー時間をぜひ。
ラブ&ピースな一日を。
Love, まっこリ〜ナ
「まっこリ~ナのカフェボンボン」を読んでくださってありがとうございます。「カフェボンボン」が心ときめく本との出会いの場となりますように。
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