朝読書におすすめの本をご紹介する『まっこリ~ナのCafe BonBon』。小説やエッセイ、暮らしや料理の本など心に効く本をセレクトしています。
今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、コーヒーの時間を大切にしたくなる本。
春を感じる週末の朝は、コーヒー読書をいかがでしょう。おいしい一杯に幸せが見つかる本を選びました。コーヒーにまつわることばの本や純喫茶案内の本を傍らに、春風とコーヒーの香りをお楽しみください。
『珈琲のことば 木版画で味わう90人の名言』
著者:箕輪邦雄
出版社:平凡社
コーヒー好きの木版画家・箕輪邦雄が、コーヒーにまつわることばを集め、木版摺りしたユニークな本。コーヒーを讃える詠み人知らずの詩もあれば、1920年代に書かれたニューヨーク・タイムズ紙の記事も載っています。
ボブ・ディランの歌や爆笑問題・太田光さんの喫茶店への愛が伝わることばも。街のコーヒー店、旅先のカフェ、何気ない朝の食事の風景から、コーヒーの豊かな香りが立ち上ってきます。味わい深い木版画の文字をたどりつつ、ゆったり過ごすコーヒー時間をどうぞ。
『47都道府県の純喫茶 愛すべき110軒の記録と記憶』
著者:山之内遼
出版社:実業之日本社
純喫茶は疲れた心やからだを休める場所。そこにいつでも帰れると思うだけでほっとする。日本各地のさまざまな街に、お客さんの気持ちに寄り添うお店がたくさん存在します。
本書では、そんなお店の古い歴史と物語を紹介。一か月だけ手伝うつもりが、気がつけば四十年なんて方もいます。東日本大震災で失われ、険しい道のりを乗り越えて再開したお店もあります。その歴史の重さゆえ、気軽に入りにくいという人もいるかもしれません。でも、純喫茶ってチャーミングなところなんです。
著者の山之内遼さんが「これぞ純喫茶だ!」と思うポイントのひとつが、ミルクセーキやクリームソーダがあること。あと、お客さん同士の会話があることだそうです。親しみやすくていいですね。
残念ながら閉店してしまったお店もありますが、いまもどこかの街で純喫茶の物語は続いているのだと思います。愛すべき純喫茶と出会える一冊をぜひ。
くわしくはこちらの記事をどうぞ。
*『珈琲のことば 木版画で味わう90人の名言』
*『47都道府県の純喫茶 愛すべき110軒の記録と記憶』
ラブ&ピースな一日を。
Love, まっこリ〜ナ
「まっこリ~ナのカフェボンボン」を読んでくださってありがとうございます。「カフェボンボン」が心ときめく本との出会いの場となりますように。
*朝読書のすすめ『まっこリ~ナのCafe BonBon』連載一覧はこちらです。
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