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古都へとタイムスリップ。29人の京都好きによる魅惑のアンソロジー

 

今日のカフェボンボンの本棚は、『京都好き』

長田弘、武田百合子、山田詠美、千早茜、みうらじゅん、森茉莉らの書き手による京都にまつわるアンソロジー。あの時代のあの場所であの人が見た風景は? 古都をさまよう時間を楽しんで。

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京都好き
編者:早川茉莉
出版社:PHP出版

作家や詩人が歩いた京都を、風景をたどりながら読む。

池波正太郎が通った老舗のバー「サンボア」。夕飯に行く道すじに「サンボア」があればうってつけ。行きも帰りも〝ちょいと〟立ち寄った。哲学者の谷川徹三は大丸の食堂で過ごすのが好きだった。

思いがけないものに京都を感じる人もいる。伊丹十三が目をとめたのは市電の看板の文字。「人、車 整然と行く 美しさ」この言葉の優雅なイメージに心うたれるのです。

京都という街に魅かれるのはなぜだろう。変幻自在で不可思議な街にみんなが寄ってくる。それはいつでもお帰りと迎えてくれる場所だからかもしれません。「京都の街だけは思い出にならない」という千早茜の言葉が心に残ります。

Love, まっこリ〜ナ

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小説から絵本まで、編集者が選ぶ”朝読書”におすすめの1冊
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まっこリ〜ナ

編集者・ライター

出版社勤務を経てフリーランスに。図鑑や写真集、子どもの本や雑誌などの編集に携わる。本がくれる愛のチカラを糧に生きる日々。いちばん好きな本の主人公は長くつ下のピッピ。
趣味は草花園芸、編み物、ランニング、スポーツ観戦。

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