今年のカフェボンボンのキーワードは旅。そこはかとなく旅の匂いのする本から旅そのものの本まで、いろいろとセレクトしています。
今日はウィスキーをテーマにした旅の本を。作家の村上春樹さんがウィスキーの故郷を訪ねます。
『もし僕らのことばがウィスキーであったなら』
著者:村上春樹
出版社:新潮社
スコットランドのアイラ島でシングル・モルト・ウィスキーを、アイルランドでアイリッシュ・ウィスキーを味わう旅。蒸留所やパブを巡りながら、心ゆくまで土地の酒を飲む。
アイラ島の小さなパブのカウンターに、7つの蒸留所のウィスキーを並べテイスティングした日。それは、気持ちよく晴れた六月の、午後の一時。幸福な体験は旅先独特の空気と結びついている。
ウィスキーの個性を作家の文体やジャズにたとえるのが、やっぱり村上春樹さんらしい。
緑の大地と潮風とウィスキー。
この本を読んでいたら、もう! 飲みたくてたまらなくなりました。そしてこの心躍るタイトルの意味を舌で味わいたい。
Love, まっこリ〜ナ