今日のカフェボンボンは、『島の時間』。
10月26日に亡くなられた作家の赤瀬川原平さんを偲んで。
『島の時間』
著者:赤瀬川原平
出版社:平凡社
本書は、赤瀬川原平が九州・沖縄の島々を巡った旅のエッセイ。著者はなぜ島に魅かれるのか。空間は人工的にでも作り出せるけれど、時間だけは作り出せない。時間を作りだすのは自然の力。島にはこの力があふれているから。
赤瀬川さんは南の島々をゆったりとまわる。水イカの生きている島・五島、樹齢七千年の生きる島・屋久島、緑のパンチパーマをかけた島・奄美大島、西方浄土の島・西表島……。
いつも旅の途中にいるような、ふと立ち止まって道標を探しているような、赤瀬川原平さんの語り口がとても好きでした。
以前ご紹介した東京の町案内『東京随筆』もおすすめです。
みなさん、よい休日を!
Love, まっこリ〜ナ