くるりや木村カエラ、UAなど数多くのアーティストの写真を手がける写真家が写す京都の風景。ガイドブックとしても使える、とびきり贅沢な写真集です。
『京都 The Old and New Guide of Kyoto』
著者:MOTOKO
出版社:プチグラパブリッシング
京都の町のすみずみまで柔らかい光が差し込んでいる。暖かな日差しは鴨川の水面や柳に注がれ、寺や神社をやさしく照らし、路地の奥まで入り込む。世界文化遺産も国宝も、名庭園の石や苔さえまどろんでいるかのようだ。
うららかな景色だな、好きだなあという思いが先にきて、それから写真の背景に気づいて、そうか京都だったんだと感じるさりげなさがとてもいい。
著者のMOTOKOさんは、ライフワークとして京都を撮り続けていたそうです。何度も通ったに違いない、自分が好きな場所への親しみの気持ちが写真にあふれている。とくに、フルーツパーラーや喫茶店、京菓子の写真は浮き立つような色合いで、彼女らしい個性が際立っていると思う。
本書の『朝時間』は、京都御所の満開の桜。
名所の観光ガイドを兼ねた解説には英文もついています。外国の方へのプレゼントにもおすすめです!
Love, まっこリ〜ナ