今日のカフェボンボンの本棚は、『ライカと歩く京都』。
放送作家・脚本家で「くまモン」の生みの親・小山薫堂の京都案内。愛機ライカで写した味わい深い写真ととともに京都の魅力を紹介します。
『ライカと歩く京都』
著者:小山薫堂/アレックス・ムートン
出版社:PHP研究所
京都のまちを歩く時は、いつもライカと一緒。憧れのカメラを首からさげて歩く小山薫堂は、子どものように無邪気で、古都の時間の流れにゆったりと身を委ねているように思える。
ライカで撮影するのは、千年の都に息づく人々の暮らし。昔から変わらぬ風景と移ろいゆくものを伝統のカメラが写し出す。ライカを愛する謎の写真家アレックス・ムートンと京都をめぐり、まちのさまざまなシーンをカラーとモノクロの両方で切り取った。
京都には、大人が夢中で撮りたくなる瞬間が無数にあるという。ライカはその一瞬の輝きを見逃さない。京都の老舗ののれんを舞妓さんがくぐる、美しい瞬間。大きなのれんをあげて身をかがめる優美なしぐさはさりげなく柔らかい。
老舗料亭「下鴨茶寮」主人であり「京都館」館長を務める著者ならではのおすすめのコースやお店も紹介しています。カメラを持って歩く京都の魅力を伝える一冊です。
Love, まっこリ〜ナ
*朝読書のすすめ『まっこリ~ナのCafe BonBon』連載一覧はこちらです。
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