おはようございます。ファイナンシャルプランナーの稲村優貴子です。
この連載では、『朝のスキマ時間に学ぶ♪家計管理・お金の基本』というテーマで、お金にまつわるコラムをお届けします。
お金の管理、きちんとできてる?
あっという間に3月も終わりに近づいています。新年度に向けて、異動や転勤、家族の進学・独立など生活がガラッと変わる時期になります。
今回は、家計管理を仕切り直しするため年度末にやっておきたい、お金まわりのチェック・見直しについて解説します。
【1】割引期間が終わっているかも…「スマホの通信費」
スマホ代は本体の割引など、期間限定で通信費が安く設定されていることがあります。年度末進学時期に合わせて契約する人が多いので、そろそろ支払額が変わる時期かもしれません。
以前の電話料金などと違い、郵送で支払い明細が送られないことが多いため、ほったらかしになりがち。家族のスマホの契約内容をチェックして、支払額に変化がないか確認をしましょう。
この時期、子どもが卒業して独立する場合は、引き落とし口座を親から子どもに変更することも検討するのがいいと思います。このタイミングを逃すとなあなあになって、親が支払い続けることになりがちです。
【2】子どもが独立するなら「生命保険」
子どもが卒業して就職すると、親に何かあったとき、子どもの生活保障は不要になるはずです。
年度が切り替わり、お子さんが独立するタイミングで、親の保険の保障額を再度確認し、子ども自身の医療保険やガン保険は自分で支払ってもらうか、自分で保険に入るよう伝えましょう。
若いと保険の必要性を感じにくいため、完全な無保険にならないよう、アドバイスやサポートは忘れずに。
新入社員の場合は、勤務先で団体保険など割安な保険の案内がくることも多いです。いい内容のものがあれば団体保険への切り替えるも検討したいところ。
ただし、団体保険は開始が数カ月後のこともあります。保険を解約する際は開始時期に気をつけてくださいね。
【3】いつの間にか増えていない?「サブスク」
無料キャンペーンで登録して、いつの間にか有料に切り替わったままになっているサブスクはありませんか?Amazonプライム、Spotifyなど、スマホで簡単に登録できるサブスクは放置しがちです。
年度末、クレジットカードの引き落とし明細をプリントアウトして使っていないサブスクはないか確認しましょう。もちろん、無駄遣いになりがちなサブスクの定番ともいえる、数ヶ月通っていないスポーツクラブなども見直しを。

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まとめ
年度末という区切りの時期は、お金回りを見直す大チャンス!
いますぐチェックや見直しをする日にちを決めて、カレンダーや手帳にメモを。そして、年度内にお金としっかり向き合って、スッキリした家計と気持ちで新年度を迎えましょう。