おはようございます。ファイナンシャルプランナーの稲村優貴子です。
この連載は、『朝のスキマ時間に学ぶ♪家計管理・お金の基本』というテーマでお届けします。
お金持ちと聞くと、特別な投資やビジネスの才能がある人をイメージしがちです。
しかしFP相談をしていて感じるのは、資産にゆとりがある方ほど、日々の生活習慣を丁寧に整えているということです。
決して派手なことではありませんが、続けることで家計と心に余裕が生まれる行動ばかりです。
今回は、日ごろFP相談をする中で出会った、資産1,000万円以上の方々に多く見られた「お金持ちの生活密着型の習慣」を7つご紹介します。
【1】部屋を整える

お金持ちの方の家は、驚くほど散らかっていないことが多いです。
散らかった部屋は落ち着かず、次に何をするかの判断力を奪ってしまいます。
例えば、どこに何があるかわからず同じ物を買ってしまったり、探し物で疲れて外食に頼ったり、気持ちが乱れて衝動買いが増えたりすることもあります。
部屋が整っていると、必要なものだけが見えるため、自然と支出が減ります。
風水でも「きれいな家は金運が上がる」といわれますが、家計管理の面から見ても納得できます。
【2】早寝早起き
夜中にスマホを見ていて、大きな買い物をしてしまったことはありませんか?
私は以前、記憶にない1万円以上するミニトランポリンが届いて驚いたことがあります。
夜は疲れがたまり、判断力が鈍りがちです。一方で、早起きをすると家を出るまでに余裕ができ、頭がクリアな状態で1日を始められます。
朝の5分で、今日の支出予定、買うべきもの、買わなくていいもの、週の予算の残りなどを確認すると、脳の節約スイッチが入りやすくなります。
また、夜更かしをすると照明や冷暖房を使う時間が増え、電気代もかさみます。
早寝早起きは、光熱費の節約にもつながる習慣です。
【3】交際は広く浅くより、深く丁寧に

お金持ちの方は、交際費を見栄のために使いません。
誰と時間を過ごすかを、とても大切にしています。
付き合いで行きたくない飲み会に無理に参加しない、気の合う人とだけ質の良い時間を過ごす。そうすることで、無駄な交際費を抑えることができます。
誘いを断ることに罪悪感を持ちすぎないことも大切です。
交際費は減り、心の満足度は上がる。そんなお金の使い方ができると理想的です。
【4】自己啓発は「小さく・毎日」続ける
お金持ちの方は、自己研鑽を習慣にしています。
高価なセミナーに参加することだけが学びではありません。
毎日10分だけ読書をする、通勤中に音声学習をする、資格取得の勉強を少しずつ進める、なるべく歩いて体を動かすなど、小さな学びや行動を積み重ねることが大切です。
継続できる人は判断力が磨かれ、無駄な支出が減り、収入アップのチャンスも増えていきます。
【5】集金や支払いは封筒に入れて渡す

お金持ちの方は、お金を雑に扱いません。
特に、集金や支払いのときに現金をそのまま渡さず、封筒に入れて渡す方が多い印象があります。
マネー相談の謝礼を現金で渡すときも、金額を書いたメモや手紙を添える、清潔でシワのない封筒を使う、新札を用意するなど、お金の扱いが丁寧です。
余裕資金の運用や相続の相談をされる方ほど、こうした細かな所作を大切にしているように感じます。
お金を丁寧に扱う人のところに、お金が戻ってくる流れがあるのかもしれません。
【6】家族とお金の話を定期的にする
お金持ちの方は、お金の話をタブーにしません。
家族で共有することで協力体制が生まれ、無駄遣いが減るからです。
今月の支出、来月の予定、必要な備え、将来の目標、旅行計画などを話すことで、お金にしっかり向き合うことができます。
ひとりで抱え込まず、家族で同じ方向を向けることも、家計を整える大切な習慣です。
【7】先端に気を遣う

爪やヘアスタイル、靴や靴下など、体の「先端」は意外と手を抜きやすいところです。
人があまり気にしないような部分まで気を配れる人は、お金の使い方も丁寧で、無駄遣いをしにくい傾向があります。
靴は良いものを選び、手入れをして長く履けば、安いものを何度も買い替えるより結果的にコスパが良くなることもあります。
また、名刺交換のときに爪が整っていると、清潔感や信頼感にもつながります。
小さな身だしなみの積み重ねが、仕事や人間関係にも良い影響を与え、結果としてお金が貯まりやすい流れをつくるのです。
まとめ
お金持ちの方は、お金に丁寧に向き合い、お金に好かれる習慣をコツコツ積み重ねている方が多い傾向にあります。
どれも決して難しいことではありません。
できそうなことから少しずつ取り入れて、家計にも心にもゆとりのある「プチリッチ」な暮らしを目指してみましょう。


