あけましておめでとうございます。ファイナンシャルプランナーの稲村優貴子です。
この連載では、『朝のスキマ時間に学ぶ♪家計管理・お金の基本』というテーマで、お金にまつわるコラムをお届けします。
さぁ、新しい一年が始まりました。「今年こそダイエット!」「今年こそ貯金!」と、目標をたてている方が多いことでしょう。
お金に関していうと、スマホ決済、クレジットカード、交通系カードなど、少額でもキャッシュレス決済できるようになっています。(少し前までは、数百円の支払いでクレジットカードを使うと「え?この金額でカード使うの?」という雰囲気でしたよね!)
一日を通して現金を一度も使わないことも多く、一日でいくら使ったのかすら把握できない今。一週間、一か月ともなると、カードの引き落としになって初めて総額を知り、ため息をつくことも…。
そこで新年最初の記事は、キャッシュレス時代だからこそ試してみたい、簡単「一行家計簿」について紹介します。
今年こそ家計管理でお金を貯める!3分で簡単「一行家計簿」のすすめ
【1】一日3分でOK。支出を洗い出す
晩ごはんを食べた後、お風呂の前に時間がとれるなら、その日の支出を、または、夜に時間が取れない場合は、朝食や出社してからのスキマ時間に前日の支出を。
どのタイミングでもよいので、当日、または前日の1日分の支出を手帳に書きます。
スーパーやコンビニで何を買ったか、細かく書かなくてもOK!バーコード決済やクレジットカード決済なら、スマホのアプリの明細などをみながら、一行ずつ書きます。
支出の書き方例)
- 電車 240円
- コンビニ 790円
- 中華料理店 1,200円
- 書店 1,800円
このように書いていくと、その一日でいくら使ったのか支出が洗い出せます。
【2】一週間分の支出を合計する
一週間に一度、その週の支出の合計を出しておきましょう。
【3】一か月分を合計して支出を把握する
一か月たったら、その月の支出の合計を出します。一か月の支出が把握できたら、手取り金額から固定費(電気・家賃・水道・ガス・保険・通信費など)を除いた金額の中に、その支出が収まっているかを確認しましょう。
もし収まっていない場合は、赤字ということ。赤字にしないためには、次の月以降、一か月でいくらまで使えるのか計算します(つまり、手取り金額から固定費を引いた金額がマックスの金額)。
それを30日または31日で割り戻すと、一日あたりいくら使っていいのかが算出できます。
一週間で使えるお金を把握したい場合は、その金額の7日分、おおよそその中に収まるようにお金を使うようにすると、目安ができるぶん、無駄遣いを防止しやすくなるというわけです。
【4】毎月貯める金額を設定する
ステップ3までを毎月続けて支出管理ができるようになったら、次は固定費としての支出に「貯金」を組み入れていきましょう。
固定費が増えるぶん、外食費や食品・日用品購入費、書籍代など毎月使える額がその分減りますが、貯金を固定費として先取りして、使っていい支出を決めることで、確実に貯められます。
今年こそ必ず!「金運アップ」のために今すぐしたい3つのこと
シンプルな「一行ずつの家計簿」でも、毎日続けて月の支出を把握することで貯金につなげられます。
簡単にできる一行家計簿を習慣にして、今年こそしっかり家計管理と貯金をしていきましょう!