英語「no cover」の意味って?
「パーティー」に関するSNSの投稿でよく見かける英語表現を集めました♪
I forgot my ID, so I can’t buy alcohol.
(身分証明書を忘れたから、お酒を買えない。)
未成年飲酒に厳しいアメリカでは、アルコールを買う度に、若く見える人はほぼいつも身分証明書を提示するように言われます。私は日本料理屋さんでバイトをしていた時、「40歳未満に見える人なら必ず身分証明証をチェックしてね!」と上司に言われたことがあります。忘れた場合、お酒を出してくれないので、もしアメリカで飲みたいなら必ずパスポートを持参しましょう。
Cute guy at 9 o’clock.
(9時の方向(左の方)に、イケメン発見!)
「クロック・ポジション(clock position)」を使った表現。自分が立っている位置が時計の中心で、12時の方向を向いている時に、対象人物がいるのが9時の位置。つまり「自分の左方向」にいるということです。かっこいい人発見!! みたいな使い方が多いです。
First time at a gay bar.
(ゲイバーは初めてだ。)
LGBTQは、Lesbian(レズビアン)、Gay(ゲイ)、Bisexual(バイセクシュアル)、Transgender(トランスジェンダー)、Questioning(自分の性的アイデンティティがまだわからない)のこと。英語ではgayは男女に使うけど男性のみに使う場合もあります。ジェンダーはとても繊細なトピックなので、当事者にどう呼んで欲しいか聞くのが一番良いのかもしれません。トランスジェンダーの人には使って欲しい代名詞があるので、それを尊重してWhat are your pronouns?(あなたの代名詞はなんですか?)と尋ねる人も多いです。
Checking out the new dance club on campus.
(キャンパス内にできた、新しいダンスクラブに初潜入!)
特に、若い人がよく使う表現です。Hey, check out my new shoes! Cool, right?(ねぇ、私の新しい靴を見て!かっこいいやろ?)、He’s checking her out. (彼は彼女のことが好きみたい。ナンパしそう)といった感じで使われます。
Live music. No cover. Everyone welcome.
(ライブあるよ。サービス料なし。来て!)
上記のcoverはcover chargeの省略形。cover chargeは、クラブやバーで客が支払う「入場料」や「サービス料」のことです。cover chargeに食事は通常は含まれていませんが、パンやオリーブのような前菜が出ることもあります。no coverは「入場料なし」の意味です。
(アン・クレシーニ著 / コスモピア編集部 編 『ネイティブが教えるアメリカ英語フレーズ1000』 より )
覚えておきたいワード&フレーズ
- ID:身分証明書(Identificationの省略)
- 9 o’clock :9時の方向に
- gay bar:ゲイバー
- check out:行ってみる、見てみる
- cover:サービス料(cover chargeの省略形)
- no cover:入場料なし、サービス料なし

「テーブルチャージ」を2単語の英語で言うと?
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書籍紹介
書籍『ネイティブが教えるアメリカ英語フレーズ1000』 では、アメリカ・バージニア州で生まれ、日本で言葉の研究を長年続けているアン先生が、若者言葉やスラングも含めて、イキのいい表現をたくさん教えてくれます。映画やTVドラマを見ていて耳に入ってくる表現がグンと増えること間違いなし。社会的・文化的背景なども丁寧に説明しており、今のアメリカのあれこれを理解するのにも役立ちます。
「家」「交通機関」「カフェ」「レストラン」「ショッピング」「学校生活」「美容と健康」「レジャー」「パーティー」「旅行」の10シーンを設定し、各シーンごとの定番表現20、つぶやき表現36、会話表現10、5往復程度のダイアローグ1本、そして学んだことを復習するセルフチェックの5つのコーナーで構成しています。
定番表現は、日々の生活の中で繰り返し使う言い回し、つぶやき表現はひとりごと英語の練習やSNSでさっと使えるフレーズを含んだ文、会話表現はテーマに沿った一問一答形式。各表現には詳しい意味や使い方の注意点をまとめたミニ解説がついています。「マイカー」「コインランドリー」など、つい使ってしまいがちな和製英語の解説も。
英語を学ぶ方にはもちろん、アメリカについて理解を深めたい方にもおすすめの一冊です。
『ネイティブが教えるアメリカ英語フレーズ1000』(amazon.co.jpへ)>>
著者プロフィール
アン・クレシーニ
北九州市立大学准教授。専門は外来語と異文化コミュニケーション。米バージニア州出身。福岡県宗像市応援大使、日本在住歴25年
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