たった2ステップで簡単!「お金が貯まる仕組み」の作り方

 

おはようございます。ファイナンシャルプランナーの稲村優貴子です。

先週から、新年の始まりにしておきたいお金にまつわることをご紹介しています。

新年に入り、「今年こそお金を貯めよう」と目標をたてた方。何か具体的なアクションを起こしていますか?

お金貯めたいと思っていても、何も行動しなければ、勝手に貯金はできません。前回の記事( 今年こそお金を貯める!1月中にしたい「お財布」アクションとは )に続き今週も、貯まる1年にするために1月にしておきたいことをお伝えします。

1万円札

「貯まる仕組み」を作る2ステップ

前週は、まずお財布の中身を整理して、お金に好かれるアクションや習慣についてお話をしました。

お金の住まいであるお財布の中が整ったら、次にしていくのは、実際の支出の把握です。

【1】固定費を確認する

家計簿のイメージ

固定費とは、毎月決まっている以下のような支出のことです。

  • 電気代
  • ガス代
  • 通信費(スマホ、自宅ネット通信料など)
  • 保険料
  • 水道代
  • 会費・サブスク料(AmazonPrime、スポーツジム、英会話教室などの月会費)
  • 家賃または住宅ローン

これらの固定費が月々いくらかかっているかを確認し、会費関係は、本当に使っているか必要性を確認して、使っていないもの、使い切れていないものあがあれば見直します。

また、この段階で、クレジットカード払いできるのにしていないものがあれば、銀行引き落としからクレジットカード払いにするのもおすすめ。

クレジットカードなら毎月ポイントが貯められます。

【2】貯金額を決める

貯金のイメージ

不必要な支出を見直した結果、必ず出ていく毎月の固定費はいくらになるか合計してみましょう。

手取り22万円のうち15万円が固定費であれば、残り7万円が趣味や外食など自由に使えるお金と、貯金に回せる金額となります。

手取りの1割から2割を貯金するのが理想なので、2.2万円から3.3万円で貯金額を設定し、残りの金額を自由に使えるお金としていきます。

【貯金額の決め方】

1) 手取り金額×2~3割=貯金の目標額を確認

2) (手取り-固定費)で、貯金と自由に使えるお金はどれくらいか把握

3) 自由に使えるお金を考えたうえで、必ず毎月貯めても辛くない貯金額を(1)の範囲内で設定

4) 銀行のオート定期預金や勤務先の財形貯金など、自動的に貯まる仕組みを使って、貯金スタート!

この流れで貯められるようになります。

***

ダイエットと同じで貯金も無理をし過ぎると続きません。現実を知ったうえで毎月コツコツ貯めていきましょう。

 

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朝のスキマ時間に学ぶ♪家計管理・お金の基本

Written by

稲村優貴子(ファイナンシャルプランナー)

2001年FP資格を取得し独立。2006年から6年間日本FP協会鳥取支部長。現在は Life For You 代表として相談・講演・執筆・メディア出演業務を行っている。相談件数は通算3000件以上。TBSテレビ『マツコの知らない世界』監修、日経WOMAN・北海道新聞・週刊ダイヤモンド等への記事提供、HBCテレビ『イチオシ!』出演等。得意分野はライフプラン、iDeCo、保険、年金、家計節約、不動産。
著書:『年収の2割が勝手に貯まる家計整え術』(河出書房新社)
資格:ファイナンシャルプランナー(CFP®)、2級心理カウンセラー、野菜ソムリエ、ヨガインストラクター(RYT200)

★毎月第2金曜日16~17時 82.5 FM NORTH WAVE(ノースウェーブ)のラジオ番組「Ashirias1h(アシリアスワンエイチ)」内『教えてゆきこ先生』というコーナーを担当中(2023年4月現在)
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