おはようございます。ファイナンシャルプランナーの稲村優貴子です。
この連載では、『朝のスキマ時間に学ぶ♪家計管理・お金の基本』というテーマで、お金にまつわるコラムをお届けします。
家計を見直したいなら…まずは「固定費」から
家計を整える、支出を減らすためにまず見直したいのは「固定費」です。
固定費とは、毎月決まって出ていく支出のこと。
いったん見直してしまえば、それ以降の支出が継続的に減らせるため、固定費の見直しは家計を抜本的に改革できる方法といえます。
今回は、今すぐ見直したい固定費を3つお伝えします。
【1】住宅の次に高い買い物!?「生命保険」
なんとなく入っていれば安心と放置したり、難しくてわからないから担当者にまかせっぱなしになっていませんか?
保険料は一世帯あたり年間平均37.1万円、1ヶ月あたりにすると、3.1万円も支払っています。(参照:生命保険文化センター「2021年度生命保険に関する全国実態調査」)
20年で考えると、742万円にもなるんですね。
生命保険は、住宅の次に高い買い物ともいわれます。特約ひとつひとつの内容を再度確認し、必要のないものは解約しましょう。
【2】あまり使っていない「サブスク」
「1ヶ月無料」という広告に誘惑され、音楽や動画アプリの会員登録をして、そのまま放置していませんか?
筆者自身も、AmazonプライムやSpotifyを登録して、さほど使っていないのに会費だけ支払っていたことがあります。
無料期間でもクレジットカードの登録が必要であるため、いつの間にかカードから引き落としになりがちです。クレジットカードの支払い明細を確認し、覚えのない項目があれば内容を精査していきましょう。
【3】いつか再開する予定の「スポーツジム」「ヨガスタジオ」
ダイエットに目覚めてジムやホットヨガに通いだしたものの、いったん行かなくなると足が遠のくものです。
月会費12,000円で月に2回しか行けていなければ、一回あたり6,000円!
「そのうち再開する予定」と言い続けながら、何ヶ月も通わないまま月会費を払い続けているという方もいるかもしれません。
通えていないジムやヨガスタジオなどの会員登録があれば、今後行けるかどうかを検討して、契約を見直ししましょう。
まとめ
固定費は、クレジットカード払いのことが多いため利用明細が郵送で送られず確認する機会が少ないものです。
利用明細を確認し、支払っているお金の内訳をしっかり把握することが大切です。
固定費を見直して、支出を減らせた金額をオート定期預金やつみたてNISAなどに使い、自動的に貯まるようにしていくこともオススメです。