5月11日:今日は「麺の日」
暖かくなってくると、『冷やし中華はじめました』というキャッチフレーズをみかけますが、その時期は年によって変わり、「最高気温が7日平均で20度を超えるタイミング」を「冷やし中華のはじめ時」とするお店が多いようです。
「冷やし中華前線」というデータ分析によると、今年は昨年よりやや早く、西日本~東日本の太平洋側では、5月上旬には食べ頃を迎えているのだとか。
このように、冷やし中華が売れる時期には”気温”が大きく関係するようですが、そこには甘酸っぱい味と、使われている具にヒミツがあるようです。
冷やし中華が疲れに効く理由って?
さっぱりいただける夏の定番メニュー、冷やし中華。甘酸っぱいタレの味は、暑さで食欲がないときでもおいしく食べられますよね。
でも、”冷やし中華”は食べやすいだけではなく、暑い季節のカラダがよろこぶ料理でもあるようです。
そのポイントになるのが、タレに使われている”お酢”。お酢にはエネルギー代謝を活発にし、疲れたカラダにたまりやすい乳酸を分解してくれる、クエン酸やアミン酸がたっぷり!疲労回復効果が高いことは有名ですよね。
お酢は麺などの炭水化物がエネルギーになるときに、「疲れのもと」になりやすい乳酸といわれる”燃えカス”が残ってカラダにたまることがありますが、クエン酸その乳酸を分解してくれるのだとか。
クエン酸はお酢のほか、レモンなどの柑橘類や、梅、トマトにもたっぷり!冷やし中華の具にはトマトをのせたり、タレに梅肉やレモンを使ったものもありますが、それは夏の疲れたカラダにピッタリの工夫だったのですね。
また、同じく疲労回復効果の高いビタミンB1を含む焼き豚やハム、ビタミンB1の吸収を高めてくれるネギ、完全栄養食といわれる卵、カラダの熱を冷ましてくれるキュウリと、冷やし中華には、夏のカラダにうれしい成分が大集結!
夏メニューとして大人気なのは、カラダがこのような栄養を欲しているためでもあるのかも!?しれません。
そして、疲れの原因の1つといわれる乳酸をためないためには、お風呂で温まって血行をよくしたり、ウォーキングなどの有酸素運動をするのも効果的だといわれています。
暑さで疲れた日は、お風呂でカラダを温め、冷やし中華をいただくといいかもしれませんね♪
お蕎麦もおすすめ!野菜たっぷりアレンジレシピ
冷やし中華と同様、蒸し暑くなってくると食べたくなるのが、さっぱりと冷たいお蕎麦。そば粉にも、疲労回復効果の高い「ビタミンB1」が豊富に含まれていますよ。
さらさらっと食べられるから、朝ごはんにもおすすめ。野菜もたっぷり味わえる、冷たいお蕎麦のアレンジレシピをご紹介します♪
「麺の日」とは?
「11」が細く長い麪に見えることと、「いい」と読めることから、毎月11日を「麺の日」と1999年に全国製麺協同組合連合会により制定された。