秋の夜長に読みたい!「心をゆるめるおすすめの本」5選

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夜が少し長く感じる秋。湯気の立つカップを手に、静かにページをめくる時間を過ごしたくなりますよね。

本を開けば、遠い記憶の中のぬくもりや、誰かのやさしさ、自分の中の静けさに出会うことがあります。今回は、そんな秋の夜にぴったりな「心をゆるめるおすすめの本」5選を編集部がセレクト。

甘い余韻の残るエッセイから、家族の愛と疑念を描いたサスペンス、心を整えるエッセイまで。ページをめくるたびに、ふっと呼吸が深くなるような、穏やかな読書の時間を楽しんでください♪

【1】あんこの魅力がぎゅっと詰まった“甘い文学集”

『ずっしり、あんこ』(著者:池波 正太郎、 平松 洋子/出版社:河出書房新社)

おはぎ、おしるこ、ぜんざい、たい焼き、桜餅、草餅…。日本人の心をくすぐる「あんこ」をテーマに、芥川龍之介、幸田文、糸井重里、池波正太郎など、時代を超えた39人の作家が綴った味わい深いエッセイ集です。

ずっしり、あんこ

掌にずっしりと感じるおはぎの重み、湯気の立つぜんざいの香り…ひとつひとつの文章から、懐かしい情景が立ちのぼります。

読みながら、誰かとお茶を飲みたくなったり、あんこの甘さが恋しくなったり。「こしあん派」「つぶあん派」それぞれのこだわりにも思わず笑みがこぼれます。

忙しい日々の中で、ほんの少し立ち止まって“甘い幸せ”を味わいたくなる一冊です。

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【2】静かな夜に読みたい、家族の絆をめぐるサスペンス

『クロコダイル・ティアーズ』(著者:雫井脩介/出版社:文藝春秋)

家族を信じたい気持ちと、心の奥に生まれる疑い…その狭間で揺れる人々の姿を描いた、雫井脩介さんの長編サスペンス。

クロコダイル・ティアーズ

老舗の陶磁器店を営む夫婦と息子一家に起きた悲劇をきっかけに、穏やかだった日常が少しずつ崩れていきます。

息子を失った母・暁美の胸に生まれる「嫁は本当に何も知らなかったのか」という疑念。家族の絆が試される中で浮かび上がるのは、人の愛情や弱さ、そして赦しの物語。

静かな筆致で描かれる心理描写が胸に残り、読み終えたあと深い余韻に包まれる一冊です。

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【3】ムーミンの原点をたどる、心あたたまる冒険物語

『小さなトロールと大きな洪水』(著者:トーベ・ヤンソン、訳:冨原眞弓/出版社:講談社)

行方不明のムーミンパパを探して、ムーミンママとムーミントロールがスニフとともに旅をする…そんな“はじまり”の物語。

小さなトロールと大きな洪水

戦時中、トーベ・ヤンソン自身が「心の安らぎのために」書いたといわれるこの作品には、やさしさと希望が詰まっています。

小川を渡り、森を抜け、青空や金色の光に包まれながら進むムーミン一家。どんな困難の中でも前を向いて進む姿は、読む人の心にあたたかい灯をともしてくれます。

読後には、やさしい安心感と「また明日も頑張ろう」という小さな勇気が残ります。おだやかな夜に毛布にくるまって読みたくなる、心に寄り添う北欧の物語です。

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【4】「書く」ことで、自分の心を整える

『日記の練習』(著者:くどうれいん/出版社:NHK出版)

小説、エッセイ、短歌、絵本と幅広く活躍する作家・くどうれいんさん。その創作の原点にあるのが「日記」だといいます。

日記の練習

一年間の日々の短い日記と、それをもとに書いたエッセイを収録。くどうさんが一日の中でどんなシーンを切り取っているのか、ページをめくるのが楽しい一冊です。

書かなかった日、長く書きすぎた日…どの日も、ありのままの日常。「日記は毎日続けるもの」と思いがちですが、くどうさんは「むらがある日記ほどいい日記だと思っている」と語ります。その言葉に、書けない日があってもいいと思えるようになります。

日記は誰に見せるでもない“ひとりごと”。完璧でなくていい…書くことで少しずつ心がほどけ、日々を受け止める力が生まれていきます。

夜の静かな時間に、ペンを手に取りたくなる一冊です。

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(参考:日記が書きたくなる一冊!朝読書にもおすすめ『日記の練習』

【5】おうち時間がもっと好きになる、心あたたまる一冊

『家が好きな人』(著者:井田千秋/出版社:実業之日本社)

人気イラストレーター・井田千秋さんが描く、家と人の日常をテーマにしたコミック&イラスト集。

家が好きな人

いくつもの家と、そこに住む人々の暮らしがオムニバス形式で描かれています。どの登場人物も肩の力が抜けていて、日々の小さな幸せを丁寧に味わっている姿が印象的。

ページをめくるたびに、温かいイラストとやさしい色づかいに癒やされます。「私も、家で過ごす時間をもっと大切にしたい」と感じさせてくれる作品。

朝時間アンバサダーさんの間でも人気が高く、“おうち時間が好き”という読者の共感を集めています。

一日の終わり、あたたかい灯りのもとで読みたくなる、おうち好きさんに贈りたい一冊です。

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(参考:ページをめくるたびに癒される!井田千秋さん『家が好きな人』

本好き朝美人さんのおすすめ♪読みやすい「朝読書」にぴったりの10冊

朝晩は少しずつ暑さも和らいできて、読書の秋ももうすぐですね。今回は、朝美人アンバサダーさんとのオンラインイベントで紹介いただいた、おすすめの本を10冊ご紹介します。

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忙しい毎日でも、本を開けば時間がゆっくり流れ出す。秋の夜長は、静かな読書のひとときを自分へのご褒美に。お気に入りの一冊とともに、やさしい夜を過ごしてみませんか?

 

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