朝晩は少しずつ暑さも和らいできて、読書の秋ももうすぐですね。
今回は、朝美人アンバサダーさんとのオンラインイベントで紹介いただいた、おすすめの本を10冊ご紹介します。
読みやすい「朝読書」にぴったりの本10冊
まずは、朝美人アンバサダーの倉口ゆうみさん(@yuumi__kuraguchi)が紹介してくれた4冊です。
【1】『フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか』(著:堀内都喜子)
世界幸福度ランキングで6年連続1位となっているフィンランド。他国の働き方・暮らし方を知ることで、倉口さんの日々の過ごし方にも参考になる部分があったようです。
フィンランドでは、1日1回のコーヒータイムや、体を動かす時間が義務化されているなど…生き方、働き方が日本とかなり違って驚きました。仕事、生活の価値観がすごく参考になった。私も意識的に休憩の時間をとるようにしていて、自分をもっと大切にしようと思える。細かく章に分かれているので、朝の短い時間に気になるところだけパラッと読めるところもgood。(倉口さん)
【2】『買い物とわたし』(山内マリコ)
『ここは退屈迎えに来て』や、映画化された『あのこは貴族』などが話題の作家山内マリコさんのエッセイ。安くてカワイイからは卒業した30代。これから長く使えるものを選ぶべき?自分に似合うものって?と、買い物迷子になってしまった…という方いませんか。
「これ欲しい!でも…」という、お買い物するときのせめぎ合う気持ちに共感できたり、読んでいて楽しい一冊。ものや買い物に対する価値観がおもしろいし、挿絵もとてもかわいくておすすめ。(倉口さん)
【3】『家が好きな人』(井田千秋)
大人気のイラストレーター井田千秋さんが、温かい日常を家と共に描いた全編カラーのコミック&イラスト集。個性が出る部屋やインテリア。そこでどんなものを作って食べて、寝る前は何をしているのか。各部屋の間取りも描かれていて、パラパラとページをめくるのも楽しい1冊です。
家が大好きなので、タイトルを見て「私のことだ!」と思って手に取った本。絵がきれいだし、全然タイプの違う5人の女性が家を楽しむ様子が楽しい。普段コミックエッセイやイラスト集はあまり読まない自分でも楽しめました。(倉口さん)
【4】『まとまらない言葉を生きる』(荒井裕樹)
うまく説明できないこと、モヤモヤして迷うことなど、まとまらない言葉の美しさを教えてくれた本。帯の「誰の人生も要約させない」に共感。重い社会問題を扱っているので軽やかに読める内容ではないですが、まとめなくて、まとまらなくていいんだ、と思わせてくれます。(倉口さん)
著者は、マイノリティの自己表現をテーマに研究を続ける文学者の荒井裕樹さん。いま生きづらさを感じているあなたに、そして自らに向けて綴られたエッセイです。
続いては、朝美人アンバサダーのみぃさん(@xi_moon.healthy_life)が紹介してくれた4冊です。
【5】『絶対泣かない』(山本文緒)
色々な職につく働く女性が出てくる小説。苦手だな~という登場人物も出てきたんですが、そういう人も頑張っていたり、別の面があったりして、私も仕事がんばろうと思えた本。(みぃさん)
専業主婦から看護婦、秘書、エステティシャンまで15の職業の女性たちが登場。自立と夢を追い求める女たちの人知れぬ心のたたかいを描いた、元気の出る小説集。
【7】『西の魔女が死んだ』(梨木香歩)
夏休みに読んだ一冊で、おばあちゃん(西の魔女)と孫の織り成す会話にほっこり。特におばあちゃんの言葉がすごく哲学的で、大人の私の生き方の軸としてもすごく勉強になったし、励まされた。(みぃさん)
【8】『舟を編む』(三浦しをん)
映画化、アニメ化もされている人気の作品。出版社で辞書を作る編集部の人たちのお話です。
1つ1つの言葉の意味に向き合う登場人物がおもしろい。SNSを使うようになり、言葉のもつ意味や力を考えることが多かった時期に読んだので、印象に残ったし参考になった。(みぃさん)
最後は朝時間.jpスタッフのおすすめ2冊です。
【9】『あたしたちよくやってる』(山内マリコ)
自分らしくあろうとするだけで、なにかと闘うことになる。年齢、結婚、ファッション、女ともだち――いつの間にか自分を縛っている女性たちの日々の葛藤を、短編とスケッチ、そしてエッセイで思索する34編。
ちょっぴり疲れていた時に、本屋でタイトルに惹かれ購入したんですが、「みんな色々あるけど頑張ってる、エライ!」という気持ちになって読んだ人と語り合いたくなりました。ドラえもんを元にした創作作品や、未来が舞台のものなどテイストも様々。ほっこりするものもあれば、心がちょっぴりざわつくような読後感のあるものもあり、楽しく読み切れます。
短編だからサクッと読めて、朝や寝る前の数分読書に◎(朝時間.jp スタッフ澄江)
【10】『限りある時間の使い方』(オリバー・バークマン)
友人にすすめられた一冊。時間がない時間がないとずっと悩んでいるので、読み始めた。まだ途中だけど、なんとなく、時間に対する意識を高めてくれて、時間観が変わりそうな気がしている。
「効率的に時間を使いたい(もっといろいろなことをしたい)」という気持ちと、「時間に縛られずゆったり生きたい」という気持ちがせめぎ合っているので、読んだ後、少し自分の時間についての考え方や使い方が整うといいなと。(朝時間.jp スタッフ江口)
紹介してくれた朝美人アンバサダーさん
倉口ゆうみさん(ゆーみんの薬膳メンタル学主宰/国際薬膳調理師)
みぃさん(ピラティスインストラクター/国際薬膳師)
慢性的な身体のお悩みをピラティスや薬膳を通して改善し、 日々を笑顔で過ごすための身体づくりをサポートしています。 Instagramでは、忙しい毎日でも気軽に取り組めるようなピラティスや養生法を発信中。 すごく頑張る健康法ではなく、「自分のできる範囲」を大切に。 日々の小さな積み重ねを通して、嬉しい変化を生んでいく過程を楽しむ輪を広げていきたいです! 趣味は映画と読書と、季節を感じる場所でのんびり過ごすこと♪
Instagram:@xi_moon.healthy_life
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それぞれの暮らしの中で困っていることや、求めている状況に合わせて読書からヒントをもらったり、楽しまれているのが印象的でした。イベントが多い夏が終わり、心の内に目を向けられるタイミング。読書の秋の1冊の参考になれば嬉しいです♪
Instagram:@yuumi__kuraguchi