普段は、身近ですぐに取り入れられる“腸活”についてご紹介していますが、 今回はその視点を少し広げて、海外で暮らしながら日本の食文化をどう取り入れているかに注目します。
舞台はロサンゼルス。現地で見つけた「日本の味」と「地元の新鮮野菜」を上手に取り入れた腸活ライフをご紹介します。
日本の味と地元農園の野菜から学ぶ。アメリカ暮らしと腸活の工夫
日本の食材がそろう「ニジヤマーケット」
ロサンゼルス空港に到着して最初に立ち寄ったのは、Torrance にある「ニジヤマーケット」。カリフォルニアやハワイに展開する日系スーパーで、1986年にサンディエゴで創業。現在は全米で12店舗を運営し、日本の味が恋しい在米日本人や、アジア系、地元アメリカ人にも広く利用されています。

店内には味噌やしょうゆ、お米といった調味料から、山芋、ごぼう、白菜などの和野菜までが並び、まるで日本のスーパーのような安心感。刺身や薄切り肉、お弁当やお惣菜など、アメリカのスーパーでは手に入りにくい商品も充実しています。

“腸活”にGoodなPB商品が充実
お米やお酒、納豆や豆腐などの自社オリジナル商品も評判で、季節によっておせちや寿司セットも登場。海鮮丼や生姜焼き弁当は10ドル前後とお手頃で、日本の味を楽しめます。
発酵食品の納豆や味噌は腸内環境を整える“腸活食材”として現地でも注目されています。

創業者の辻野三郎丸氏は、カメラマンから転身し1986年にサンディエゴで1号店を開業。日本食材の普及を目指して自社農場で日本野菜を栽培し、季刊誌で食文化も発信しました。2019年に逝去しましたが、その理念は今も受け継がれています。
アメリカンドリーム、カッコ良いですね。

季節を体感できる「タナカファーム」
LAから車で1時間ほどの Orange County・Irvine にある「タナカファーム」は、都会の喧騒を離れ、地元の人々でにぎわう開放的な農園。訪れた週末には夏祭りが開催され、屋台やちょうちんが並ぶ光景に、アメリカにいながら日本の夏を感じました。

この地名はかつてオレンジの木が多かったことから名付けられたと聞きました。歴史をたどると、多くの農園は日本から米国に移住した方々が苦労して作り上げてきたもので、今では全米でもトップクラスの住みやすさと教育水準を誇るエリアになったようです。

日本の桃とひと味違う、カリフォルニアピーチ
直売所には新鮮な野菜や果物、手作りの無添加食品が並び、私は大好きな桃、ブラックベリージャム、はちみつを購入。スイカやぶどう、巨大メロンが木箱いっぱいに積まれている様子は迫力があり、とうもろこしやズッキーニなどもみずみずしさにあふれていました。

夏野菜は水分が豊富で体を冷やし、暑さを和らげる効果がある反面、食物繊維が不足しやすいのが特徴です。秋に旬を迎える芋やごぼう、かぼちゃ、ベリー、きのこなどを取り入れることで腸の働きをサポートできます。食物繊維は腸内細菌のエサとなり、免疫や代謝を整える働きもあり、季節の変わり目の体調管理に役立ちます。

日本とアメリカの食をつなぐ“腸活”スタイル
Torrance や Costa Mesa 周辺は日本の大企業も多い商業地で、Irvine 周辺は日系2世や3世の方も多い閑静な住宅エリアです。ニジヤマーケットで調味料や海産物などの和食材を整え、タナカファームで旬の地元食材を調達する。この組み合わせは、日米の食文化を橋渡しできる理想的な“腸活”スタイルだと感じました。
南カリフォルニア滞在で学び、感じたことをこれから4回にわたってお届けしますね。

次回は「最新の腸活&美容フード! “スプラウト&ノースゲートマーケット”の発酵食品とメキシカン料理」の予定です。
▼動画はInstagramでチェック▼
【レモンとオレンジで\ぷるんと腸活/ ちょうぷるぜりー】
https://x.gd/qDVNl
いいね、フォローで応援してもらえるとうれしいです!

