「朝活手帳」の著者 池田千恵さんの連載「忙しくても誰でもできる!自分時間のつくり方」では、忙しい中でも朝時間を活用して自分時間を作り出してきた池田さんが、自分とつながる「ほっとした時間」「大好きな時間」「心から好きと思える時間」を作ることで、自分が心地よくいられるセンサーを研ぎ澄ます方法を毎月届けてくれます♪
第20回:自分にアポ取り!「戦略的休息」のとり方(後編)
おはようございます!自分の時間を取り戻す『ME TIME(ミータイム本)』著者、攻めの朝活コミュニティ「朝キャリ」主宰の池田千恵です。
前回の記事では、「休む」ことを、他人との予定と同じ土俵に上げて、きちんと予定化する大切さについてお知らせしました。(自分にアポを取ろう!「戦略的休息」をスケジュールに入れるコツ )
後編の今回は、スケジュール化するための具体的な方法について詳しく解説します。
前回のおさらい
前回の記事では、「あれもこれも族」さんは、やりたいことを実現したいからと目一杯予定を入れがちですが、「いつも不完全燃焼になってしまう」とお悩みの場合は、休息を優先しようとお伝えしました。
戦略的な休みを実現するためには、以下の2つがポイントです。
【ポイント1】体調のゆれと「できたこと」を記録して、自分の体調トリセツをつくる
何時間睡眠で自分がどうなるか、どんなときに体調が崩れがちかを、しばらく記録して定点観測しましょう。そのことで自分の傾向を知ることができます。
【ポイント2】前もって休みを「自分のアポ」として戦略的に予定に入れる
しっかり休息をとれるよう、「休む」ことを、他人との予定と同じ土俵に上げて、きちんと予定化しましょう。
この記事では、この2つのポイントを詳しく説明します。
【ポイント1】体調を定点観測して「自分のトリセツ」をつくろう
体調の揺れ、つまり、何時間睡眠で自分がどうなるか、どんな時に体調が崩れるかは、数字で記録することで見つけられます。
自分の傾向が分かれば「まずい!」と思うサインをキャッチできますし、調子が悪いときに無駄に落ち込むことも減ります。
体調を記録するには、今はたくさんアプリやツールがあります。私がプロデュースしている『朝活手帳』では、次の項目で体調を数値で管理できるようにしています。
- 起床時間
- 睡眠時間
- 体調(1〜5段階で記録)
- 本日の定点観測(体重、血圧、体温など数字で測る体調を記録するスペース)
- 就業デッドライン(何時に仕事を終えるか目標を立てる)
- 就寝時間
2週間ぐらい記録していくと、どんなときに疲れていて、どんなときに元気が復活するかなど、自分の傾向がわかってきます。
【ポイント2】休む日を決めて、自分に「アポ取り」しよう
「あれもこれも族」さんは活動的に動き回りたいので、休みをつくるのが苦手な方が多いです。
もちろん活動中は楽しいのですが、あとでどっと疲れたり、活動しすぎて体調不良になる場合は、ぜひ「戦略的休息」をとりましょう。
この休息を必ず実現するためには、ふだん予定をスケジュールに入れるのと同じ要領で、「休む」ことを他の予定と同じ土俵に上げて約束として取り扱うことが大切です。
例えば「第3土曜日はスーパー銭湯の日!」みたいな感じに1〜2ヶ月前に前もって決めてしまいます。これは「仮決め」なので予定がどんどんずれてしまったり、できなかったりしても全く問題ないです。
だいたいこういう風にしよう、みたいな計画を未来の気持ちを想像しながら、ワクワクしながら、お持ちのスケジュールアプリや手帳を使ってブロックしてみましょう。
『朝活手帳』を例に挙げると、1年を見開きで見ることができる年間計画表、マンスリーページ、ウィークリーページがありますので、例えば、図のような感じで、赤字で目立つように枠で囲ってみるのもおすすめです。
視覚として見えるようにすることで、「休むことも大切」と実感しますよ。
あせらなくても大丈夫♪ひとつひとつ進めよう
あれもこれもしたいと思って、全部叶えられたら最高ですよね。けれど、いつも不完全燃焼になってしまう…という場合は、全部同時に叶えようとしている可能性があります。
同時に全部をやってしまおうとせず、ひとつひとつ進めれば大丈夫!体は1つしかないし、時間には限りがあるからです。
とにかく焦らないこと。そして、休みを戦略的に取りながら進めていきましょう。
こうすることで、着実に目指すゴールにたどり着けますよ♪
☆本連載は毎月1日・2日の公開です。
☆前編:自分にアポ取り!「戦略的休息」でやりたいことを実現しよう >> https://asajikan.jp/article/265726