手に入れるために手放そう!「やめることリスト」の作り方4つ

 

「朝活手帳」の著者 池田千恵さんの連載「忙しくても誰でもできる!自分時間のつくり方」では、忙しい中でも朝時間を活用して自分時間を作り出してきた池田さんが、自分とつながる「ほっとした時間」「大好きな時間」「心から好きと思える時間」を作ることで、自分が心地よくいられるセンサーを研ぎ澄ます方法を毎月届けてくれます♪

“やめる”を始める!「やめることリスト」のメリットと作り方(後編)

リストを書く

おはようございます!自分の時間を取り戻す『ME TIME(ミータイム本)』著者、攻めの朝活コミュニティ「朝キャリ」主宰の池田千恵です。

この連載では、ほっとした時間や大好きな時間、心地よい時間をもっと増やしたい!と思いながらも

「忙しくて自分の時間がなかなかとれない」

「毎日バタバタしてぐったりしてしまう」

「突然できた自由時間を持て余してしまう」

…といったように、時間の使い方に悩む方に向けて、忙しくてもできる自分の時間の作り方、使い方を紹介します。

前回の記事では、朝活をしたい「あれもこれも族」さんにおすすめの、「やめることリスト」のメリットについて紹介しました。

後編の今回は、具体的に「やめることリスト」をどう作るかについて紹介します。

やりやすいものを選べばOK!「やめることリスト」4ステップ

朝活手帳

今回「やめることリスト」の作り方を4つ解説しますが、全部をやる必要はありません。この4つの中のピンときたものだけを採用して実践してみてください。

半年後、振り返った時に「うわ、めっちゃできてる!」と嬉しいびっくり体験ができると思いますよ♪

私がプロデュースしている朝活手帳には「2023年に達成したいこと」「2023年にやめること」を書くシートがあります。

これらのシートを使いながら、やめることリストの作り方を解説します。

【1】やりたい!を間引く

やりたい!を間引く

2023年後半でやりたいことを、とにかく全部頭の中から出し切ってから、「これだけはゼッタイ残す!」を選びとり、残りをやめる方法です。

ただし、これは人を選ぶやり方です。

やりたいことを出したあと、そこから間引いてしまうことによって「結局私にはこんなことしかできないし」とテンションが下がってしまう場合は、この方法は向いていないのでやめましょう。

【2】やりたいことのために何をやめるかを書く

やりたいことのために何をやめるか

 

2023年後半でやりたいことを書き出したあと、それを実現するためには、何をやめればいいか?を書く方法です。

まず左側に実現したいことを書き出します。その横に、対応する形で「それを実現するためには何をやめるか?」を一つ一つ書いていきます。

たとえば「5キロ痩せったい!」と思った時、「そのために何をやめる?」を自分に質問します。

そうすると、食後のデザートを毎日食べていたけど、週3回に変えようかな、といった感じで、具体的な方法が思い浮かびます。

【3】やめるを「あり方」「やり方」に分ける

やめるを「あり方」「やり方」に分ける

やめることを、「あり方」(=抽象的な概念)と「やり方」(=それを実現するための具体策)に分けてを書く方法です。

上半分の「あり方」では、自分自身の決意といった、やや抽象的なものを書きます。そして下半分の「やり方」で具体的な行動を書きます。例えば、上半分の例は次のようなものです。

  • 遠慮をやめる
  • 忖度をやめる
  • 抱えるのをやめる
  • 我慢をやめる

そして、下の「やり方」では具体的な方法を書きます。例えば、

  • 原価計算無視をやめる
  • 自分ばっかり損したと思ってしまう言動をやめる

といったように、行動につながることを書いてみましょう。

【4】「絶対嫌だ」リストを作る

「本当に嫌だ!」「こんなの絶対嫌だ!」 を書き出す方法です。

(1)から(3) のやり方を試してみて、どれも微妙にピンとこない場合の最後の手段です。

「こんなの絶対嫌だ!」を書いてみると、そうならないためににやめることを決められるようになりますよ。

***

以上、「やめることリスト」の作り方を詳しく紹介しました。

今日紹介した4つのうちのいずれかを実践し、2023年後半はスッキリと、心からしたいことに集中できることを祈っています♪

☆本連載は毎月1日・2日の公開です。

☆前編「2023年後半は“やめる”を始める!「やめることリスト」のメリット」 >> https://asajikan.jp/article/248969

 

この記事を書いた人
Nice to meet you!

忙しくても誰でもできる!自分時間のつくり方

Written by

池田千恵

株式会社朝6時 代表取締役。国家資格キャリアコンサルタント。

外食企業、外資系企業を経て現職。経営戦略としての朝時間活用の仕組みを構築しているほか、個人に向けては会社員のまま成果を出しつつ自分だけの商品を作り、本業以外にも収入経路を持つ方法を朝活で学ぶコミュニティ「朝キャリ」(https://ikedachie.com/course/salon/を主宰。12年連続プロデュースの「朝活手帳( https://asajikan.jp/article/212337 )」など著書多数。

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