8月23日:今日は「油の日」
料理をするときに欠かせない、食用油。おうちで揚げ物をした後、残った油はどのように処理していますか?
今日は、揚げ物などで使った食用油の正しい処理について調べてみました。
まず大前提として、使い終わった油を、排水溝に直接流すのはNG!環境汚染に繋がったり、排水管が詰まったりするので、正しく処理をして廃棄する必要があります。
凝固剤で固めたり、ペーパーに吸わせたりしたら、食当油は基本的には可燃ごみとして廃棄します。ただし、各自治体によって食用油の処理が異なる可能性があるため、事前に確認してくださいね。
油の量が少ない場合は、キッチンペーパーや新聞紙に吸わせるのが手軽でおすすめです。必ず油が冷めてから処理してくださいね。
揚げ物で使った後など、廃棄する油の量が多いときは、牛乳パックやポリ袋に、新聞紙やキッチンペーパー、古布を詰め、冷ました油を注ぎ、染み込ませましょう。
その後、自然発火を避けるために水も染み込ませて、口をしっかりと留めて可燃ごみに出してください。
(参考:日清オイリオ’sキッチン|油の捨て方)
もちろん、コストはかかりますが、市販の凝固剤を使って油を固めて処理する方法もありますよ。ご自身のやりやすい方法で処理してくださいね。
ちなみに、家庭で揚げものに使った油は、短期間で使うのであれば、2〜3回ほどは繰り返し使用できるそう。ただし、使う食材によって汚れ具合が変わりますし、時間が経過するごとに酸化も進んでしまいます。
無駄にならないよう意識しつつも、適切なタイミングで廃棄したいですね。
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料理に欠かせない食用油。家庭でもお店でも、美味しく食べたあとは正しく処理するよう心掛け、みんなで環境を守っていきたいですね!
「油の日」とは?
日常生活に必要で大切なさまざまな油について考えるきっかけの日になることを願い、京都府大山崎町にある離宮八幡宮と、東京に本社を置き様々な油脂事業を展開するカネダ株式会社が共同で制定。離宮八幡宮は「長木」というてこを応用した油を搾る道具を発明し、これが企業規模の搾油の始まりとされることから日本の製油発祥の地と言われる。日付は、貞観元年(859年)8月23日に清和天皇の勅命により九州にあった宇佐八幡宮が大山崎に遷宮されたことから。