部屋をスッキリと片付けるには、収納を整えることが必要不可欠!
ただただ収納を増やすだけでは、うまく活用できずに無駄なスペースを作ってしまうだけになりかねません。
今回は、もう部屋を散らかさない!片づけのプロ直伝「収納の基本」をご紹介していきます。
【1】片づけがラクに♪「動作動線を意識する」
まずは日常の自分の動きを把握して、使用頻度によって収納場所を分ける、ものは使うところに置くということを意識しましょう。
動作動線を無視した収納場所では、片づけへのハードルが上がってしまいます。
片づけやすい環境を作るには、使用頻度の高いものは取り出しやすいところへ収納し、年に数回などあまり使用頻度が低いものは、棚の高いところ、もしくは低いところに収納するなどの工夫が必要です。
整理収納アドバイザーのみほさんは、旦那さんの仕事用バッグ、上着、パジャマなどが床に直で置かれているのを見て、収納場所を工夫。
旦那さんの書斎に小物置き場、バッグをひっかけるフック、ハンガーを掛けるフックをつけて、ものの指定席を作ったところ、しっかりここに片づけてくれるようになったんだそう。
リビング横の部屋に置き場を作ることで、帰宅後はこちらに持ち物や衣類を置いて、そのままリビングへ。自然な流れの中に収納場所を組み込むことで、片づけがスムーズになりますよね。
収納場所に迷ったら、まずは生活の中の動作動線を確認して、どんな場面で使うか、どこだったら出し入れしやすいかを意識してみましょう♪
(参考:お部屋すっきり!「床にモノを置かない」ための工夫3つ)
【2】余白を意識!「8割収納」を心がけよう
収納スペースにはパンパンにものを詰め込んでいくのではなく、8割程度の収納を目指しましょう!
しまうものを8割に抑えることで
- 急にものが増えても収納する場所があるため、部屋が散らからない
- スペースにゆとりがあるため、取り出しやすく片付けやすい
などのメリットがあります。
8割収納を心がけることで、限りあるスペースに入れるものを厳選することにもなりますよね。
自分の持ち物を見直し、断捨離するいいきっかけにもなりますよ。
(参考:部屋が散らからなくなる!快適な暮らしを叶える「8割収納」のポイント3つ)
【3】失敗をなくす!収納用品は「計測してから購入」
スペースを細かく仕切ったり、アイテムごとに分けたりするのに欠かせない収納アイテムを購入するときは、事前に必ず計測をしましょう!
100円均一などお店でピンときて購入したはいいけど、サイズが合わずに結局使えないまま…という経験がある方もいるかもしれません。
あらかじめ幅、高さ、奥行き、この3つを測ってメモしておいて、それに合う収納アイテムを買うようにしましょう。
改善したい収納エリアやものを計測してスマホなどにメモしておくと、フラッと入ったお店でも購入できて便利ですよ。
(参考:片づけのプロが伝えたい「収納用品を長く使い続ける」ための3箇条)
【4】場合によっては「出しっぱなし」でもOK
毎日使うものなど、収納すると逆に使いづらくなってしまうものは思い切って出しっぱなしにしてもOK♪
整理収納アドバイザーのサチさんは、食事の度に使用するカトラリー類は、まとめて出しっぱなし収納にしてるそう。
写真のように色味を合わせてまとめておけばインテリアの邪魔にならず、洗った後の片づけもラクチンなのだそうですよ。
(参考:片づけがラクになる!「出しっぱなし収納」に向くモノ5つ)
また、片づけがあまり得意でないお子さんたちのクローゼットにも、出しっぱなしの収納を活用。
靴下のように毎日使うものは、あえてしまわずに出しっぱなしに。
出し入れのハードルをかぎりなく低くすることで、スッキリした状態をキープできているのだそうです♪
(参考:片づけが苦手でも「すっきりクローゼット」を保つポイント4つ)
***
目指したいのは「取り出しやすく、しまいやすい収納」。何度片づけても気づいたら部屋が散らかってしまう方は、自宅の収納を一度見直してみませんか?