おはようございます。整理収納アドバイザーのみほです。
みなさんのおうち、収納スペースがモノであふれていませんか?
整理収納アドバイザーになる前は、収納スペースがあるとまだまだモノを収納できると思い、張り切ってモノを詰め込んでいました。ですが、整理収納アドバイザーとなった今は、常に8割の収納を心がけるようになりました。
収納を整えていくと、ついつい収納アイテムを買いそろえて、収納スペースをすべて埋め尽くしたくなりますが、それがモノがあふれる原因かもしれません。
今回は、余白のある収納のメリットをご紹介します。
【1】急にモノが増えても収納する場所がある
こちらはわが家の洗面脱衣所にある階段上収納です。以前は上段まで、モノがあふれていました。今はこのように上段には余白があります。
トイレットペーパーやティッシュのストックをいつもより大量に買ったときの収納場所はありますか?ここは、そんなときの一時置き場になります。踏み台がないと、取り出しできない場所。ストック品を収納すると戻す動作がないので、普段使いのモノを収納するより一時置き場に向いています。
【2】モノが取り出しやすく片付けやすい
カップボード内の食器収納にも余白が多くあります。余白があると、ついついモノで埋めたくなりますよね?
そんなときは、本当にそれが必要なのかと自問自答するようにしています。「今は必要ない」と冷静に判断してモノが増えないようになりました。
モノが少ないと、モノを取り出す際にとても取り出しやすく、片付けやすくなります。
キッチンは片手がふさがっていることが多いので、片手で取り出せる収納を心がけています。同じ種類のお皿を重ねているだけなのでで、上の皿をどけて下の皿をとるという作業がありません。大変スムーズに片手でお皿出しができて、調理もはかどります◎
【3】見た目よりも余白を優先
リビング収納の中は、ファイルボックスのハーフサイズを並べています。中身が見えているので見栄えは悪いですが、普段は扉が閉まっているので全く気になりません。
フルサイズのファイルボックスを使えば、見た目はすっきりしますが…モノの取り出しやすさや片付けやすさは、断然ファイルボックスハーフです。
中身も見えるので、非常に使い勝手が良いです。フルサイズのファイルボックスだと上から取り出す際の余白がありません。ファイルボックスを引き出さないとモノの出し入れができないので、手間。とくに、ここには掃除道具が収納してあるのでさっと取り出せる仕組みだと、やる気を逃がしません。片付けもさっと入れるだけなので、出しっぱなしを防げます。
まとめ
どの収納スペースも余白を無理につくったわけではありません。必要なもの、使うものだけに厳選してみたら余白が生まれました。
断捨離して不便を感じたことはないので、足るを知ることもできました。余白のある収納は部屋が散らからず、心地よい暮らしへとつながります。
私自身、整理収納アドバイザーになった今も、トライ&エラーを繰り返しながら、家族が暮らしやすい収納をめざして奮闘しております。みなさんの忙しい朝の時短に少しでもつながれば幸いです。
☆この連載は<隔週金曜日>更新です。次回もお楽しみに!