おはようございます。整理収納アドバイザーのみほです。
私は、家族の中で自分一人だけが片づけを頑張っても、おうちは散らかってしまう、と気づいてから、整理収納アドバイザーになりました。今は、「家族みんなが片づけられる収納術」を試行錯誤する毎日を送っています。
そんな毎日の中で見つけた、ズボラさんでも続く、簡単にできる片づけのヒントを、これから隔週連載でお届けします。どうぞよろしくお願いします。
さて、今回のテーマは、「朝の時短」です。
慌ただしい朝ごはんの支度中、あっちこっち動いて時間を無駄にすること…ありませんか?
「少しでも朝の時短を叶えたい」そう感じる方に、私がおすすめしたいのが「ゼロ距離収納」です。
「ゼロ距離収納」とは、動かずに、手の届く範囲にモノが収納されていること。その具体的な収納例を、3つご紹介します。
【1】「1軍調理アイテム」は、出しっぱなし!
調理道具には、よく使うもの(1軍アイテム)と、あまり使わないもの(2軍アイテム)がありますよね。
使用頻度が少ない2軍アイテムを、出しっぱなしで収納していると、ホコリがついて、「あぁ、掃除しなきゃ」と気持ちがどんよりするもの。
それを回避するために、キッチンには、選んだ「1軍アイテム」だけを出しっぱなしにするのがおすすめです!
以前、わが家では、キッチン台の上をすっきりさせたくて、1軍アイテムですら引出しの中に収納していました。そうすると、調理アイテムを出すために、何度も引出しを開けることになります。
使うたび開け閉めするのに、濡れている手で引出しを触るのを躊躇して、タオルで手を拭いてから引出しを開けて調理アイテムを取り出す…。忙しい朝の時間、その繰り返しにかかる時間がもったいないことに気づいたのです。
それからは、よく使う1軍アイテムだけを厳選し、上の写真のように、キッチン台の上に出して収納しています。
必要な調理アイテムをさっと取って使う!これだけで、時短につながりました。
ちなみに、あまり使わない2軍アイテムも、すぐ取り出せるようにコンロ下に収納。さらに、滅多に使わない3軍アイテムは最下段に収納。でも、コンロ下にまとめることで、すべて「ゼロ距離収納」を実践しています。
また、どのアイテムも「ざっくり収納」をすることで、片づけるときの手間も時短できますよ◎
【2】徹底したい「ワンアクション収納」
もう1つのおすすめが、キッチンアイテムは「ワンアクション収納」にこだわる、ということ。これは1回の動作(ワンアクション)で取り出せる場所に、アイテムを収納する方法です。
ワンアクションを意識して収納すると、出し入れがぐっとスムーズになり、片手がふさがっていてもさっと取り出せます。
さらに、もうひと工夫!収納場所は、「キッチン台の中心」から離れるほど、使用頻度が低くなるように意識するのがコツ。
このワンアクション収納のおかげで、調理する位置からさっと手を伸ばせば取り出せる「ゼロ距離収納」が可能になります!
【3】朝ごはんの食器は「同じスペース」に
わが家の朝ごはんは、ワンプレート。洗う食器の枚数が最小限で済んで、時短につながります。
ワンプレートのとなりには、牛乳を入れて飲む蓋つきタンブラーとストローを収納。
使う食器類を同じスペースに収納しておけば、朝ごはんのときに、この3点セットを一気に取り出すだけですみます。これも、ゼロ距離収納のひとつ。
もし、この3点が別々に、しかも引き出しなどに収納してあったら、3回も引き出しを開けることになりますよね。
セットで収納してあると、取り出し忘れもなくなり、さらに時短につながりますよ。
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朝の時短を叶える、キッチンの「ゼロ距離収納術」はいかがでしたか?
私は、整理収納アドバイザーになった今も、トライ&エラーを繰り返しながら、家族が暮らしやすい収納をめざして奮闘しています。
ご紹介した収納のヒントが、みなさんの忙しい朝の時短に少しでも役立てば幸いです。
☆この連載は<隔週金曜日>に更新します。次回もどうぞお楽しみに…!