長年ぽっこりお腹に悩んでいて、お腹周りをすっきりさせたい…と感じている人は、多いのではないでしょうか。
お腹周りは肋骨や骨盤のあいだに内臓や筋肉がある場所なので、便秘がちな場合や食生活の乱れ、運動不足などによって溜まった脂肪が目立ちやすい場所です。
その一方で、脚や二の腕など他のパーツに比べて比較的落としやすいことも。今回はエステティシャンである私が、ぽっこりお腹を慢性化させないために取り入れていることをご紹介します。
ぽっこりお腹の原因は「便秘」or「脂肪」?
ぽっこりお腹をすっきりさせるためには原因が何かを見極め、自分の体の特徴やタイプを知ることが大切です。
便秘タイプの場合
- 毎日お通じがなく、2〜3日に一回しか出ない
- 便やガスが溜まるとへそ横、下腹がポコっと張る
- 排便するとお腹周りがすっきりする
- 下腹から腰回りにかけての脂肪より下腹だけがぽこっと出ている
脂肪タイプの場合
- お通じは良いがお腹周り全体的に脂肪がモタモタしている
- 姿勢が猫背気味で腹筋がない
- 掴める脂肪量が多い
ぽっこりお腹といっても感じ方は人それぞれなので、便秘によるぽっこりか、脂肪によるぽっこりかを見極めましょう。
2タイプに共通する「腸内環境」
便秘タイプでも脂肪タイプでも、共通するのは「腸内環境」の改善です。腸内環境が悪いと便秘になりやすく、糖質や脂質の多い食事を摂るとお腹周りに蓄積しやすくなります。
腸内環境を整えておくためにも、積極的に発酵食品や食物繊維を意識したメニューを摂るがおすすめです。
【ワンポイントアドバイス】
- 朝食や昼食はエネルギーに変わる「少量の十八穀ご飯」、たんぱく質の「納豆」「プロテイン」、食物繊維の「サラダ」、乳酸菌の「ヨーグルト」など腸に良いメニューにし、炭水化物となるパンやパスタなどの麺類は控えめに。
- 夕食はたんぱく質や食材そのものの脂質を含む「魚」「肉」を日替わりで取り入れます。さらに食物繊維を含む「サラダ」「味噌汁」「きのこ炒め」「野菜炒め」「根菜のおかず」など、和食系のメニュー中心に。
- パン、麺類、油や砂糖など調味料をたくさん使っているもの、お菓子などを食べ過ぎない。
筆者はこういったことを意識するようにしています。
便秘タイプに!「腸活マッサージ」
食事によって腸内環境を高めたら、便秘タイプさんはさらに腸の動きを高めて便秘を予防する、腸活マッサージと取り入れましょう。
1) 肋骨下から骨盤の内側に向かって、ゆっくり10回流します。
2) へそ横のウエストラインを指の腹でおさえ、下腹を引き締めて、足と腰は正面を向けたまま上半身だけを左右に20回倒します。
※(1)で流す場所、(2)の圧がかかる場所は、便が停滞しやすいところなので、腸を動かすようなイメージでおこないます。
脂肪タイプに!「腹筋トレーニング」
脂肪タイプさんは、便秘を解消して余分な脂肪を溜め込まないようにしつつ、余分な脂肪を落として引き締めることがポッコリお腹を解消する秘訣です。
1) 仰向けに寝転びひざを立てます。下腹を引き締め、上半身を起こし、腹筋がプルプルするところで5秒キープを10回おこないます。
2) うつ伏せ体勢になり、つま先とひじをつきます。下腹を引き締め、ゆっくり全身を持ち上げて10秒キープを10回おこないます。
お腹周りの脂肪は比較的落としやすいですが、年齢が増えるにつれて落ちにくくなるため、(1)で土台となる筋肉をしっかり強化すること、(2)で背筋にもアプローチすることが大切。グっと引き締まりやすく、脂肪を燃焼しやすい状態にします。
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いかがだったでしょうか。
ぽっこりお腹周りをすっきりさせたい場合は、日々の食事によって腸内環境を悪くしていないか見直すこと、マッサージやトレーニングで筋力をつけることなど、根本的な部分から変えるよう、意識してみましょう!
☆この連載は<木曜日>更新です。次回もどうぞお楽しみに!