やり残しの罪悪感ゼロ!「朝ノート×4色ボールペン」ToDoリスト術

 

「朝活手帳」の著者 池田千恵さんの新連載。朝時間を活用して人生を変えた池田さんに語っていただく、朝時間×ノートの使い方、考え方。年齢やキャリアに関係なく、夢を叶えるためのヒントが詰まっています。ノートを用意して、一緒に朝ノート習慣をはじめませんか?

第5回:朝ノート×4色ボールペンで1日が驚くほどスムーズに(前編)

おはようございます!朝イチ業務改革コンサルタントの池田千恵です。この連載「朝ノートで作る!マイストーリーの育て方」では、朝時間でノートに自分の過去(自分が紡いできた物語)や未来(これから紡ぐ物語)を描くことで、小さいころからの夢やワクワク、興味の向かう先を思いだし、未来の夢につながる「道しるべ」を見つける方法を紹介します。

今回は、朝ノート×4色ボールペンの組み合わせで、1日をスムーズに過ごす方法について解説します。

「やり残しの罪悪感」を持たないで!ToDo管理のコツ

todoリスト

1日のはじまりや、仕事に取りかかる前に「ToDoリスト」を作る人は多いですよね。

ToDo(=やるべきこと)を全部達成できた時のスッキリ感は、格別。一方で「あれもこれもしたい」と書いたのに、たくさんやり残しが生まれてしまう日も。そんな日の夜は、ちょっと気分が凹んでしまいますよね。

まるで、やり残し=自分の「やりきる力」のなさ、のように感じて、途中でやめてしまうこともあるはず…。そんな心当たりがある方は、ToDoの数に、必要以上にとらわれているのかもしれません。

ToDoリスト管理のコツは、「やれなかったこと」にフォーカスしないことです。できたこともあるはずなのに、できなかったことばかりを気にしてしまうと、どうしても落ち込んでしまいます。

ToDoリストは、それをこなすこと自体が目的でなく、したいことやすべきことを実現するための手段のはず!何度も繰り返し書いていても達成できなかったり、数が多すぎてこなせないのなら、何か他に原因があるはずです。

ToDoは「数」より「質」でモヤモヤ防止

ToDoのやり残しで落ち込みがちな人に試してほしい朝のノート術が、ToDoを4色に色分けして、パッとひと目で優先度が分かるようにしておくことです。

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(イメージ写真ではチェックマークを色分けしていますが、実際に書く時は、ToDoの内容そのものを色分けしましょう!)

第1〜第4優先まで色分けしてあれば、例えば「優先度が一番低い」ToDoを消せずにモヤモヤしたりすることもなくなりますし、「優先度が一番高い」ToDoをたったひとつ消すことができただけで、「一番大切なことを今日はやりきった!」と感じるので満足感が高まります。

4色の分け方のポイント

では、「数」でなく「質」で見るために、具体的にどのようにすれば良いでしょうか。私は、次の4色で分けることを推奨しています。下の図にある「数」は、人生における優先順位ともいえます。

  • 緊急でない×重要:種まきの赤
  • 緊急×重要:刈り取りの緑
  • 緊急×重要でない:間引きの青
  • 緊急でない×重要でない:塩漬けの黒

緊急でない×重要なものは、忙しさに流されておろそかにしがちなのですが、サボると将来へ大きく影響してしまう最も重要なものです。

日々の取り組みが大切で将来花が咲き、実をつけるイメージなので「種まき」と名付け、重要度を示すで色をつけます。

緊急×重要なものは、今目の前の生活や仕事に直結するものという意味で「刈り取り」と名付け、刈り取りをイメージさせるで色をつけます。

緊急×重要でないものは、やらなくても本当は大きな影響はないけれど、目の前の状況のせいですぐに取りかからなければいけない気持ちになるものです。例えば、急がない電話やメールなど、空いた時間でまとめてこなせばいいものです。これは「間引き」と名付け、で色をつけます。

緊急でない×重要でないことは、そもそもやっている意味がないまま思考停止で続けているものなので「塩漬け」と名付け、で色をつけます。

4色ボールペン

明日は後編として、具体的にどんな感じで4色ToDoリストを書いていくか、その方法についてお伝えします!どうぞお楽しみに。

☆本連載は毎月1日・2日の公開です。

☆後編「1日が驚くほどスムーズに!未来への種まきになる「4色ボールペン」活用術」は、4/2(木)公開予定です。

 

この記事を書いた人
Nice to meet you!

朝ノートで作る!マイストーリーの育て方

Written by

池田千恵

株式会社朝6時 代表取締役。国家資格キャリアコンサルタント。

外食企業、外資系企業を経て現職。経営戦略としての朝時間活用の仕組みを構築しているほか、個人に向けては会社員のまま成果を出しつつ自分だけの商品を作り、本業以外にも収入経路を持つ方法を朝活で学ぶコミュニティ「朝キャリ」(https://ikedachie.com/course/salon/を主宰。12年連続プロデュースの「朝活手帳( https://asajikan.jp/article/212337 )」など著書多数。

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