「朝活手帳」の著者 池田千恵さんの新連載。朝時間を活用して人生を変えた池田さんに語っていただく、朝時間×ノートの使い方、考え方。年齢やキャリアに関係なく、夢を叶えるためのヒントが詰まっています。ノートを用意して、一緒に朝ノート習慣をはじめませんか?
第4回:朝ノートの使い分けでアイデアを広げよう(後編)
おはようございます!朝イチ業務改革コンサルタントの池田千恵です。この連載「朝ノートで作る!マイストーリーの育て方」では、朝時間でノートに自分の過去(自分が紡いできた物語)や未来(これから紡ぐ物語)を描くことで、小さいころからの夢やワクワク、興味の向かう先を思いだし、未来の夢につながる「道しるべ」を見つける方法を紹介します。
前編の記事(罫線あり?なし?アイデアを広げてくれる「朝ノート」とその使い方)では、罫線のあり/なしでどのような効果や用途があるかについて解説しました。後編では、私も使っている「無地ノート」を活用したアイデアの広げ方について紹介します。
頭の準備運動には朝の「無地ノート」がオススメ
朝、私は無地ノートに
- モーニングページ(朝の時間に3ページだけ、頭に思い浮かんだことを書く方法)
- マインドマップ(頭の中の連想プロセスが見える化できる方法)
などを書いて思考を広げたあと、実際の行動については長年プロデュースしている『朝活手帳』にタスク化して記入しています。この具体的な方法と、その効果を解説します。
【1】「モーニングページ」で頭の準備運動をする
「モーニングページ」とは、ジュリア・キャメロン著『新版 ずっとやりたかったことを、やりなさい。』(サンマーク出版)で紹介されている手法で、「朝の時間に1日3ページだけ、頭の中の思い浮かんだ言葉をそのままノートに書く」というものです。書く内容は何でもOKですので、すべての思考を吐き出すイメージで書いていきます。あえて答えを出さず自分の考えをそのままダーっと書きなぐると思考が拡散されるので、その後『朝活手帳』に今後具体的にすべきことを記します。
1日3ページと聞くと大変そうに聞こえますが、文庫サイズの無地ノートなら、書くモチベーションが上がらないときでも大きな文字で書けばとにかく「3ページ」書けるので、思ったよりも心理的負担は少ないです。この作業は頭がモヤモヤしていて、うまく気持ちを言語化できなかったり、急かされているようで焦ってしまうけど理由がわからないときなどにするのがオススメです。
【2】「マインドマップ」で向こう3ヶ月〜6ヶ月のビジョンを広げる
マインドマップとは、イギリスの著述家、トニー・ブザン氏が提唱する思考整理の方法です。上のノートのように、中心にキーワードやイメージを置き、そこから放射状にキーワードやイメージを広げ、繋げていきます(詳しい方法は書籍『ザ・マインドマップ』(ダイヤモンド社)を一度読んでみることをオススメします)中心に「向こう3ヶ月〜半年のグランドデザイン」と入れ、放射状にすべきことを広げていくと、今後進めたいアイデアが浮かびやすくなります。
どのくらいの頻度で書くべき?
無地ノートを使い「モーニングページ」「マインドマップ」を記入すると、すべきことがクリアにみえてきます。そうなったら罫線ノートや手帳など形や枠が決まっているものに淡々と記入しておけば、やりたいのに動けない、やりたいことがわからない、といったモヤモヤは解消されます。そして、これらを書く頻度は、大体次のような感じをおすすめしています。
- モーニングページは毎日〜1週間に1度
- マインドマップは3ヶ月〜半年に1度
もちろん「頭の中がモヤモヤしていない、すぐにサクサク動きたい!」というのであれば、罫線ノートや手帳に行動すべきことをすぐに書いてしまってOKです。モヤモヤしてきたな、と思ったら、ぜひ無地ノート+これら2つの方法で、こまめに「思考の棚卸し」をしてみてください!移行を拡散し、収束させるコツをつかむと、アイデアを行動に移しやすくなります!ぜひ試してみてください。
☆本連載は毎月1日・2日の公開です。
☆前編「罫線あり?なし?アイデアを広げてくれる『朝ノート』とその使い方」 >> https://asajikan.jp/article/181339