「朝活手帳」の著者 池田千恵さんの連載「朝ノートで作る!マイストーリーの育て方」では、朝時間を活用して人生を変えた池田さんに朝時間×ノートの使い方、考え方をご紹介いただきます。ノートを用意して、一緒に朝ノート習慣をはじめませんか?
第12回:「好きを100個」で自分の心地よさを見つけよう(後編)
おはようございます!朝イチ業務改革コンサルタントの池田千恵です。この連載では、朝時間でノートに自分の過去(自分が紡いできた物語)や未来(これから紡ぐ物語)を描くことで、小さいころからの夢やワクワク、興味の向かう先を思いだし、未来の夢につながる「道しるべ」を見つける方法を紹介します。
前編「『好きを100個』書こう!寝坊の罪悪感をリセットする朝ノート術」では、朝「できなかった」に目を向けず「できた」を集めるために、「好きを100個ノートに書く」提案をしました。
後編では、「好きを100個」ノートに書いていくときのコツ、「こんなときどうする?」の解決法を説明します。
好きが100個も見つからない時はどうする?
「好きを100個書こうとしても、書けない!」「100個も見つからない…」
という方は、きっちりしないと!ちゃんとしないと!と思うことで手が止まってしまっている可能性があります。
- 好きなことは、何も「朝活」しばりでなくてもOKで
- さらに、似たようなことを何度も書いてしまっても大丈夫
- 名詞だけ(ケーキとかお茶とか)でも問題なし
- 文章が長くなったり短くなったりして統一感がなくても、こんな小さなことでもいいのかな?と迷ってもOK。
とにかく、頭も心もやわらかくして、気軽に試してみてください。
100個も出せば、自分の興味の方向性やホンネが見えてくるのも面白いところ。
例えば「朝活で勉強したい」理由は何か?と聞かれて、明確にパッと答えられない方でも、「好き」を書き出していくうちに
「知らない世界を知るプロセスが好きだから、私は勉強が好きなんだ」
「やればやるほど効果が見えるから勉強が好きなんだ」
というように、自分が勉強に惹かれる理由まで分かってきますよ♪
100個書いたら「ぐっとくる好き」に○をつけてみよう
100個も書くと、特に自分の琴線に触れる言葉、つまり「ぐっとくる」キーワードが見つかるはず。その何個かに○をつけてみてください。そして○をつけたキーワードをながめて「その心は?」を考えてみましょう。
例えば
ベッドでぬくぬく
というキーワードに「ぐっときた」とします。そのキーワードの意味を考えていくと
時間に追われない生活が好き
という、新たなあらたな自分に気づくかもしれません。
「朝活したいのにベッドでぬくぬくが好きって、私ってホントは朝活したくないのかも!?」と感じるかもしれませんが、それでも大丈夫!
時間に追われない生活が好きだからこそ、ゆったりした時間をすごすために朝活を始める、なら全く矛盾はありません。
このように、ぐっときた「好き」をさらに深く考えることで、自分の価値観が分かってきます。自分の「好き」の輪郭がクッキリしてくると、その「好き」を叶えるためにはどんなライフスタイルがいいのか、将来何をしていったらいいのか、ということも見えてきますよ!
ポジティブな気持ちで1日を始めるためだけでなく、自分を知るためにも役立つ「好きを100個」書き出す朝ノート術。早速試してみてください!
☆本連載は毎月1日・2日の公開です。
☆前編 「『好きを100個』書こう!寝坊の罪悪感をリセットする朝ノート術」 >> https://asajikan.jp/article/193865