2月21日:今日は「国際母国デー」
言葉をめぐったできごとから制定された今日の日。生まれ育った国の言葉や習慣は、かけがえのない大切なものですよね。そして、ずっと慣れ親しんできた”料理”も母国の大切な味。
日本人にとっては、味噌汁や玉子焼きなどが代表的な”家庭の味”とされるようですが、ほかの国ではどんな料理が母国の味とされているのでしょう?
こだわりいろいろ!各国の家庭料理
和食といえば、世界遺産にも認定されたことから、すっかり有名になっていますが、ラーメンのような日本の料理も、世界から注目されているといわれています。
その日本では、各国の料理をアレンジして作られた料理も多く、バラエティも豊か。「外国では毎日ごちそうを食べている!?」と、カン違いしそうなおいしいものばかりです。でも、外国の一般的な家庭では、普段どんなものを食べているのでしょう?
まずは、家で食事をすることが多いフランス
平日は仕事で忙しい人が多いフランスでは、仕事帰りにチーズとハム・パンを買い、好みでスープやサラダをプラスするのが一般的なようです。
冷蔵庫に常備されているのは、牛乳や卵・ハム・べ−コンなど。これらを使って手軽にシンプルに作るのが、フランスの家庭料理なのだとか。繊細なフランス料理とちがい、庶民のフレンチは、素材を味わうシンプルさが特徴のようです。
フランスは乳製品やパンがおいしいことで有名ですが、素材がおいしいことは、最高の贅沢ですね。ジャガイモを主食にすることもあるようですよ。
お次はマンマの料理は最高!というイタリア
マンマたちが受けついできた家庭の味は、パスタやピザ・リゾットなど。イタリアの旬の素材を使い、愛情たっぷりに仕上げるそうです。
北部はバターやクリームで濃厚に、南部は魚やトマト・オリーブオイルでさっぱりと、地域によって味にハッキリした違いがあるようです。
ちなみにイタリアは、130年ほど前まで、地域ごとに独立していた国。そのため、たくさんの食文化があるから、”イタリア料理”というカテゴリはないそうです。
そして薬食同源がキホンの韓国
食べものはすべてクスリになるという考え方に基づき、ごはん、スープ、料理、キムチと、バランスよく食卓に並ぶ韓国料理。スープにごはんを入れてクッパにしたり、お粥もよく食べるようです。
そんな韓国料理の特徴は、カンタンに作れるものと、ナムルのように作り置きできる料理を活用する品数の多さ。食と健康のつながりを大切にしている国だけあって、食事にもカラダにやさしい工夫がいっぱいですね。
食材や健康など、どの国もこだわりがたくさん。そのなかで共通しているのは、旬の食材を使ったり、素材を味わうといった、素朴なところのようです。毎日のことだからこそ、心とカラダにもシンプルなものがいいのかもしれませんね。
今日の朝ごはんは玉子焼きにお味噌汁、それともクッパにしようかな?考えているだけで…おなかがすいてきちゃいました♪
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「国際母国デ―」とは?
1952年のこの日、ベンガル語を公用語として求めていたデモにより4人の死者が出たことに由来する、1999年11月にユネスコが制定した国際デーの1つ。