9月27日:今日は「世界観光の日」
ある誌面で今年の夏の旅行先をアンケートにとったところ、国内では1位北海道・2位東京23区・3位京都、海外では1位台湾・2位タイ・3位アメリカ西海岸という結果だったのだとか。海外でトップの台湾は近場でリーズナブルに行けることや、地方空港からの発着便が多いことが人気の理由だったようです。国内1位の北海道は、北海道新幹線が2015年末に開業予定であることもあり、今度も注目されていきそうですね。そして旅行といえば楽しみの1つが食事ですが、外国の現地の人が食べている朝ごはんって・・・気になりませんか?
屋台で賑わうアジアと洋食スタイルの欧米の朝食
1日のはじまりは「朝食」からといわれますが、世界の朝ごはんの風景はその国によっていろいろなスタイルがあるようです。この夏の旅行先で1位にあがった台湾では、朝ごはんは外で買ってたべる習慣があり、朝食を売るお店で豆乳や揚げパン・マントウ(花巻)などを買うのだとか。サンドイッチのような洋食スタイルのメニューも人気がありますが、蛋餅やお粥・麺線・台湾おにぎりといった台湾チックなものはかわらず愛され続けられているようです。台湾式の朝ごはんはリーズナブルで日本人の味覚にも合いやすいといわれているので、台湾を訪れたときには現地の人に交じって屋台の朝ごはんを楽しむのもいいかもしれません。
2位のタイでは早起きの人が多く、昼間に活動するためのエネルギーをガッツリとる朝ごはんが基本。ジョークやカオトムとよばれるお粥に揚げパンを添えたり、カオニャオ ムーピンというもち米と豚の串焼きなどが屋台の人気メニューなんだとか。自分の家からもっていくか屋台で買い、オフィスで食べるスタイルが一般的なようです。早起きしてしっかりあさごはんをとる習慣があるところは、朝時間jpのみなさんとちょっと似ている感じがしますね。
アメリカの朝食は地域によってかわりますが、卵・パンケーキ・ベーコンやシリアルなどがメジャーなようです。広大なアメリカでは、その地域ならではのおいしさに出合うことができそうです。
そのほか観光地としても人気の高いフランス(パリ)では、カフェオレとクロワッサン・タルティーヌや、バゲットにバターやジャムを塗ったものなど手軽なスタイルが定番。同じく朝食は軽めというイタリアもエスプレッソやカプチーノに甘いパンやビスケットですませるようです。それとは逆にしっかり朝ごはんを食べるイギリスでは、イングリッシュブレックファーストといわれるベーコンやソテーしたマッシュルーム、トマト、たまごに薄いトーストとベークドビーンズがワンプレートで出てくるボリュームたっぷりの朝食にコーヒーや紅茶を添えるようです。国によってちがう世界の朝ごはんはバラエティ豊かでおいしそうなものがいっぱいですね!
そして、最近の日本の朝食はパン派が全体の7割でごはん派よりも多いのですが、地域別にみると東北はごはん派の和食系・近畿はパン派が多いようです。朝食にかける時間は、準備を含めて15分前後とのこと。若い人ほど時間が短くなる傾向があり、忙しい朝はゆっくり朝食の時間をとる人は少ないようです。また約5割がひとりで食べることがよくあるそうで、これを「ぼっち飯」というのだそうです。それでも約7割は毎日朝ごはんを食べていることはすばらしい習慣なのではないでしょうか。バナナやジュースなど手軽にとれるものでも、朝に食べる習慣があると1日を元気に過ごすことができそうですね。
「世界観光の日」とは?
観光に対する意識の向上と観光の価値を世界中に知らせめるため、1980年に世界観光機関(WTO)が制定。WTO加盟各国で、観光推進のための活動が行われる。