【朝の小説:シンデレラの朝ごはん】2章「欲望の先に」Vol.19 瞑想のススメ

 

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もっと自分の身体も心も喜ばせてあげることが必要なのかも。

自分を大切にしてあげること、使い古された言葉だけど、向き合ったことはなかったかもしれない。

ふと、思い出す。

「今日もキレイに?」

慶太さんの声。

あの声を聞くと、身体が火照る。そして一気に落とされる。同時にリフレインするあの言葉。

頭を振って思い出さないようにしたあと、少しの時間目をつぶる。

メディテーション。

思想も哲学も何もないけれど、目をつぶって何も考えない時間。ダイエットをするようになってから自然と瞑想することが多くなった。

欲望や欲求が少しだけ落ち着く。そして、本当に必要なものが何か分かるような気がする。

少しでも幸せになれる瞬間が多いといいな。

私は裕也に、スムージーのビンの写真とともに

「北欧系のスムージー、オススメ!」

とメッセージを送った。

そしていつか、由加利と対等に話せるように。いつか分からないけど、私なりに経験を積んでいこうと決めた。

 

(この小説は、毎朝5時更新です。続きはまた明日!)

 

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物語の登場人物

佐藤奈美(30)特許取得を専門とする弁理士事務所に勤める事務員。

結城紗江(30)中堅劇団の舞台女優。奈美と大学サークルの同期。

森野由加利(30)投資銀行に勤めるキャリアウーマン。奈美と大学サークルの同期。

近藤安子(30)専業主婦。一児の母。奈美と大学サークルの同期。

遠野裕也(30)紗江の大学時代の恋人。

伊藤慶太(34)奈美の行きつけの美容室のスタイリスト。

 

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朝の小説シリーズ

毎朝読みたい小説シリーズ「やっぱり朝は、二度寝が好き。(完)」「シンデレラの朝ごはん(完)」
Written by

石垣モンブラン

幼少期から創作好きで、3歳児で替え歌発表(笑)、小学時代に学習発表会の脚本、絵本を制作、中学から新体操やダンスの振付をはじめる。現在は、小中学生のミュージカル劇団「リトル・ミュージカル」主宰。台詞をこどもたち全員で創るという他にはないミュージカルの脚本原案、作詞作曲、振付を担当。だけど大人の恋愛模様が大好き。ライトノベルや映像脚本も執筆し続ける。

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