今日のカフェボンボンの本棚は、旅に出たくなる本の特集を。
色鮮やかに立ち上る風景が、あなたを旅へと駆り立てる。「旅」をキーワードに選んだとっておきの6冊をお届けします。
タイへトリップする
珠玉のストーリー集。
タイ系アメリカ人の著者が、タイを舞台に愛の形や家族の絆を密度濃く描く。失明寸前の母親と息子が小さな島に旅をする「観光」。母の目に映る最後の海と日の出の美しさが胸に迫る。生きることの過酷さと切なさに満ちた傑作集です。
『観光』
著者:ラッタウット・ラープチャルーンサップ/訳:古屋美登里
出版社:早川書房
*詳しくはこちらの記事をどうぞ。
***
世界の広場が
旅へと誘う。
スペイン広場やトラファルガー広場、世界で最も美しい広場の一つと言われるグランプラスなど各国の広場を集めた写真集。広場は町の人々が集い、旅人が通り過ぎていく特別な場所。カフェのおしゃべりや教会の鐘の音が聞こえてきそう。
『世界の広場』
写真:ゲッティイメージズジャパン
出版社:バイ インターナショナル
*詳しくはこちらの記事をどうぞ。
***
子どもたちが描く
心に想う世界地図。
世界23か国、122人の子どもたちに画用紙と24色のサインペンを渡して世界地図を描いてもらった。ハート型の国、たくさんの虹、青い色の地球。環境やお国柄によって地図もいろいろ。みんなの地図と笑顔を見比べながら地球を一回り!
『ひとつのせかいちず』
著者:伊勢華子
出版社:扶桑社
*詳しくはこちらの記事をどうぞ。
***
日本再発見の旅
外国人の観光案内。
日本紹介の英語サイトのユーザーの評価をもとに、外国人に人気の観光地をランキング形式で紹介。自然が残る秘境やスピリチュアルな場所が大人気!意外な場所もランクイン。外国人の目線で日本を再発見する、ユニークな観光案内です。
『外国人が選んだ日本百景』
著者:ステファン・シャウエッカー
出版社:講談社
*詳しくはこちらの記事をどうぞ。
***
旅の記憶に色づく
ささやかな日常。
旅をテーマにした人気作家の短篇集。息子からの絵葉書や懐かしい方言の響きのなかで旅をする。「アンデスの声」は遠い国の赤い花の光景が病いに倒れた祖父と「私」をつなぐ感動作。旅は人生の小休止。豊かな旅の記憶に日常が色づく。
『遠くの声に耳を澄ませて』
著者:宮下奈都
出版社:新潮社
*詳しくはこちらの記事をどうぞ。
***
女ひとり気ままな旅
武田花フォトエッセイ。
ひとけのない温泉町や港町に強い日差しが照りつけている。裏通りには猫。花さんはふらりと旅に出て写真を撮ったらお酒を飲む。エッセイでは旅先で出会った人たちをユーモラスに描く。こんな自由気ままな旅もいいなあとしみじみ。
『イカ干しは日向の匂い』
著者:武田花
出版社:角川春樹事務所
*詳しくはこちらの記事をどうぞ。
***
今日も旅日和。
本から旅を始めませんか。
ラブ&ピースな一日を♥
Love, まっこリ〜ナ
*朝読書のすすめ『まっこリ~ナのCafe BonBon』連載一覧はこちらです。
https://asajikan.jp/topics/cafebonbon/
朝読書のすすめ『まっこリ~ナのCafe BonBon』はこちら>>