今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、『四次元温泉日記』。
迷路のような温泉旅館は遊園地のように心ときめく場所だった——。日本の温泉旅館と温泉の旅の魅力を伝える湯けむり日記です。
『四次元温泉日記』
著者:宮田珠己
出版社:筑摩書房
温泉なんてただの風呂じゃないかと決めつけていた。しかも風呂嫌い。そんな著者が名湯を巡るうち次第に温泉に魅せられていく。一緒に温泉旅行をするおじさん二人も、温泉とのつき合い方は自由奔放。じつにいい味を出しています。
著者の宮田さんはもともと面白い宿が大好き。温泉旅館の迷路建築を探検しその珍妙さと不思議さに夢中になっているうちに、温泉そのものにもすっかりハマってしまう。湯治場の独特な空気が気に入り、お湯に入るなり「はあ〜」なんて言ってる自分に気づくのです。
この本が素敵なのは、温泉好きな人もそれほどでもない人も楽しめるところ。温泉に浸かりたい季節です。迷路旅館を訪れて浮世を忘れる旅はいかがでしょう。露天風呂へ続く階段を上ったり渡り廊下を行ったり来たりしながら、秘密めいた迷路をさまよってみたくなります。
※更新をしばらくお休みさせていただいておりましたが、少しずつ再開していきたいと思っております。いつもご覧になってくださっている読者の皆様、またときどきのぞいてくださいませ。どうぞよろしくお願いいたします。
宮田珠己さんの本、以前ご紹介したこちらもぜひどうぞ。
*『ジェットコースターにもほどがある』
Love, まっこリ〜ナ
「まっこリ~ナのカフェボンボン」を読んでくださってありがとうございます。「カフェボンボン」が心ときめく本との出会いの場となりますように。
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